小学生が分かれ目!?勉強嫌いをなおすには?
”「うちの子はもともと勉強嫌いだから困っている…」
「強く言わないと勉強してくれないので大変、自分で勉強してくれるお子さんが羨ましい…」”
「勉強嫌いなお子さん」と「勉強が好きなお子さん」がいますよね。
そして、勉強嫌いなお子さんだと、親御さんも苦労されており、ご相談いただくことが多いです。
では、どうして勉強嫌いになるのでしょうか?
また、勉強嫌いをなおすにはどうしたらよいのでしょうか?
今回は勉強嫌いの原因とその克服方法についてご紹介します。
小学生になると、勉強が本格的に始まるため、分かれ目となることも多いです。
小学生のお子さんを持つ方は必見です!
勉強嫌いの原因
そもそも勉強嫌いとは生まれつきのものではないことがほとんどです。
様々な原因が重なり合って、結果的に勉強嫌いになってしまうお子さんが多いです。
代表的な原因をご紹介します。
原因① 勉強が分からないから
勉強嫌いのお子さんのほとんどに当てはまる原因です。
その他の原因と時期の前後はあるものの、併発することが多いです。
「勉強が得意だけど、勉強嫌いのお子さん」ってあまりいないですよね?
勉強が得意な子は、「勉強が好き」もしくは「勉強が苦ではない」という子が多いです。
したがって、勉強嫌いにはなりません。
一方、「勉強が分からず、苦手意識を持っているお子さん」は勉強嫌いになる確率が高まります。
勉強が分からないと、授業を受けていても何を言っているか分からず、つまらないです。
そして、宿題をするのに、勉強が得意な子の何倍もの時間と労力がかかります。
その結果、勉強が苦になり、勉強嫌いになります。
つまり、「勉強が嫌い」とは、「分からない勉強が嫌い」ということがほとんどです。
「分からない」を全て無くせば、勉強嫌いをなおすことができます。
勉強好きにはならないかもしれませんが、少なくとも「勉強が苦ではない」という状態にはなれます。
原因② 親御さんに「勉強しなさい」と言われてきたから
お子さんがゲームばかりして勉強を全くしていないと、ついつい「勉強しなさい」と言いたくなりますよね。
その発言内容自体が悪いわけではありませんが、言うタイミングや頻度などによっては、勉強嫌いを誘発しています。
伝え方がとても難しく、親御さんのお悩みや不安としてご相談いただくことも多いです。
伝え方の正解があるわけではないですが、お子さんの様子を注意深く観察しながら声掛けをする必要があります。
声の掛け方によっては、「勉強が苦ではない子」を「勉強嫌い」にしてしまう可能性があるため要注意です。
原因③ 勉強よりもやりたいことがあるから
習い事やスポーツチームのクラブ活動などに注力している子に多いです。
また、ゲームや外で遊ぶのが大好きな子にも見られます。
「勉強している暇があるなら、その時間で他のやりたいことをしたい」というタイプです。
この原因のみで勉強嫌いになることは少ないですが、原因①や②を引き起こす要因としてとても強力です。
小学生のお子さんがつまずく根本原因だからこそ、要注意です。
確かに、大好きなゲームや頑張っている習い事に比べれば、勉強の優先順位が下がるのは容易に想像できます。
そして、親御さんにとってはどうしようもない原因ですよね。
だからこそ、この原因は解決するというよりも、原因①や②を引き起こさない程度に抑え込むことが大切です。
原因④ 自分より優秀な子がいるから・努力が報われないと感じるから
原因①の説明の際に、「勉強が得意だけど、勉強嫌いのお子さん」はあまりいないと言いましたが、
そのようなお子さんがうまれてしまう特例がこの原因です。
勉強が得意だったり、負けず嫌いだったりして、一生懸命勉強するもののテストの結果が良くないと勉強嫌いになることがあります。
また、順位などが発表されて、自分よりも頑張っていなさそうな子が自分より優秀だと、強いショックを受けてしまいます。
このような努力が報われない経験を勉強という分野でし続けた場合、勉強嫌いになることが多いです。
例えば、優秀な兄弟がいる子や、極端に負けず嫌いな子がなりやすいです。
勉強嫌いの克服方法
それぞれの原因に対する解決策をご紹介します。
多くの場合、原因は1つではないので、克服方法も組み合わせながら実行することをおすすめします。
原因①→ 先生・塾・家庭教師を活用して「分からない」をなくす
【原因① 勉強が分からないから】を解決するにはこれしかありません。
現状の「分からない」を全て無くすことで、今後の授業が全部理解できる自信を生み出します。
この自信がつけば、原因①による勉強嫌いは必ずなおります。
これが小学校1年生のときならば、それほど難しいことではありません。
つまずいたところを丁寧に教え直してもらえば、すぐに授業も宿題も簡単に解くことが出来るようになります。
しかし!
お子さんがもう6年生で、しかも1年生の学習内容から分からないとしたら、大変です。
6年生の今の授業を理解するには、5年分以上の学習範囲をやり直さなくてはなりません。
これは現実的には難しく、要点のみをやり直すという勉強方法に切り替える必要がありますし、そうしたとしてもかなり時間がかかります。その間ずっと勉強嫌いのまま苦しまなくてはなりません。
だからこそ、「分からない」が小さいうちに対処することが大切です。
「まだ1年生だから、家庭教師は必要ない」
「もう少し勉強が難しくなってからで大丈夫」
と思わず、今すぐプロに頼って行動することが、勉強嫌いをなおすことに繋がります。
原因②③→ 勉強するタイミングや時間を親子で決める
【原因② 親御さんに「勉強しなさい」と言われてきたから】と【原因③ 勉強よりもやりたいことがあるから】
を解決するには、勉強を習慣化するのがおすすめです。
具体的には、習慣化とは勉強するタイミングや時間を決めて、毎日実行するということです。
勉強は「やりたくないこと」ではなく、「毎日当たり前にすること」だと錯覚させるのです。
それが習慣化です。
例えば、「歯磨き嫌い」や「着替え嫌い」ってあまり聞かないですよね?
毎日するのが当たり前になってしまえば、面倒くさいことも自然と自分でやるようになります。
「でも、習慣化させるまでが難しいんです!」という親御さんの不安があると思います。
そこで、勉強を習慣化するにあたり、勉強するタイミングや時間を決める際のポイントをお伝えします!
- 短時間から!1分間から始めて勉強のハードルを下げる
- ながら勉強から!「何時から」よりも「何をしているとき」のが逃げられにくい
この2点を参考に、お子さんと一緒に決めてみてください!
一緒に決めることで、親御さんが強制的に勉強させているという構図がなくなります。
例えば、「ご飯が食卓に並ぶのを待つ間にドリルを1問だけ解く」や「ドライヤーしている間は九九を言う」などでいいんです。
「19時」のように時間帯で決めると予定によって実行できないこともあるので、「何をしているとき」や「何かをする前後」などで決めると、お子さんも実行しやすいですよ!
原因④→ 努力をたくさん褒める
【原因④ 自分より優秀な子がいるから・努力が報われないと感じるから】を克服するのはとても難しいです。
親御さんにできることは、お子さんの努力を認めて、褒めてあげることです。
お子さんは自分でそれができなくて苦しんでいるので、たくさん褒めてあげてください。
テストや受験の結果に出なかったとしても、勉強した努力は消えるわけではありません。
一番近くで見ている親御さんが褒めるからこそ、説得力があります。
- 「今回は偶然結果に表れなかったけど、毎日頑張って勉強してすごいね」
- 「こんな問題を解くことができるなんてさすがだね」
のように、「できたこと」に焦点をあてて褒めてあげましょう。
悔しい思いはもちろん変わりませんが、きっと次も頑張ろうと思えるはずです。
逆に 、お子さんの努力を見ていないそぶりや、努力を否定する行動は絶対に取らないようにしましょう。
- 「今回は勉強量が足りなかったのかもしれないね、次はもっと頑張ろうよ!」
- 「他の子はもっと頑張っているから、しょうがないよ!」
などのように、元気づけようとした言葉がお子さんの勉強嫌いを悪化させる可能性もあります。
言葉選びに気を付けてあげましょう。
勉強嫌いは親子でなおそう!
様々な原因や克服方法を紹介してきましたが、ポイントは親子で解決することです!
小学生が勉強嫌いに陥るのは、お子さんだけのせいではありません。
お子さん一人では克服するのが難しいからこそ、親御さんがサポートしてあげる必要があります。
逆に言えば、小学生の勉強嫌いは、親御さんのサポート次第で容易に克服することができます。
その点では、他の年齢よりも比較的対処しやすいです。
ぜひこの記事を参考に実行してみてください!
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