小学生向け読書感想文の書き方
”「毎年読書感想文で苦戦する。」
「読書感想文が苦手。」”
小学生の夏休みの宿題で多くのお子さんが頭を抱えるのが読書感想文。
毎年夏休みが来るたびに、どうすればいいか困ってしまう親子は多いはずです。
そこでここでは読書感想文の書き方について、
- 本を選ぶ
- 付箋を貼る
- 子どもから感想を引き出す
- 文を作る
- 原稿用紙に下書きする
- 見直しして清書する
この6点に分けて紹介していきます。
読書感想文が完成するまでの手順
1.本を選ぶ
読書感想文は本選びで決まります。
ポイントは、お子さん一人で選ぶのではなく、保護者の方も一緒に参加するとよいです。
そのときに好きは本を選んでもらってください。
大人はつい「この本は感想文を書きやすいかどうか」を気にしてしまいますが、
あまり読書が好きではない子どもに、読み応えのある感動的な本をすすめても受け入れてもらえません。
「子どもが興味を持っているかどうか」「子どもがその本を好きかどうか」のほうがずっと大事なのです。
2.付箋を貼る
読書感想文を書く本を手に入れたら、次は本を読みます。
ポイントは、本を読みながら付箋を貼ることです。読んで「心が動いたページ」に、付箋を貼ってください。
付箋を貼る場所の例は、、、
- 主人公の気持ちに変化があった部分
- 驚いた部分
- 興味が持てたところ
- 心が動かされた部分
- 主人公の意見に共感できた部分
- 印象が強かった部分
- 本のストーリーが変化する場面
特に最後の2つ、「印象が強かった場面」「本のストーリーが変化する場面」は注目しましょう!
付箋を貼るときは、心の動きを表す言葉を付箋に書き込んでおいてください。
※付箋はあとで剥がすのでページ数を書くことも忘れないように!
3.子供から感想を引き出す
次は、お子さんから感想を引き出すプロセスに入ります。
付箋を見ながら、お子さんの心がなぜその箇所で動いたのか対話をしながら考えを深堀していきます。
「なぜ、ここで感動したのか」
「どうして、そこが気になるのか」
「もし自分だったらどうするのか」
「どうして付箋に〇〇と書いてあるのか」
なお、この対話のなかでもしもお子さんからなかなか言葉が出てこなくても、きつく質問したり焦らせたりしないようにしましょう。
また、高学年の子で自問自答ができそうな場合は、お子さん自身にさせてみても良いです。
4.文を作る
先ほどの対話の中から文を作っていきます。この段階ではまだ原稿用紙は使いません。
文章を肉付けするときのコツのひとつに、オノマトペを活用するという方法があります。
オノマトペとは、「わんわん」「げらげら」などの擬音語、「ざあざあ」「ごろごろ」などの擬態語のことです。
つい使ってしまいがちな「うれしかった」「悲しかった」などの単純な言葉は、別の言い方で表現してみましょう。
「例えば何の時みたいにうれしかったのか」「どんなふうに体が変化したの?」といった質問をして、言葉を増やしていきます。
「うれしくて涙が出た」「鳥肌が立つくらいうれしかった」など、自分の体の変化を書くといいです。
5.原稿用紙に下書きする
④で作った分を原稿用紙に書いていきましょう。まだこの段階では下書きです。
読書感想文の書き出しは、インパクトをもたせるようにすると、読む人が文章に引き込まれます。
例えば、問いかけや会話文、印象に残った登場人物のセリフなどからはじめるとよいでしょう。
また、結論が先に書くのも◎。結論を先に書く事で読み手が食いつきやすくなります。
なので、結論はもったいぶらずに、先に書いてしまうのがいいと感じます。また、結論を先に書く方法だと、あとに熱量が続きやすくなります。
注意すべき点は、付箋やメモに書いた内容を全部書くと感想文のまとまりがなくなってしまいます。自分の書きたい事を整理して、書きたい事と関係のないメモ内容は省いていきましょう。
また、読書感想文はその本を読んだ「お子さん」の感想文です。あらすじをダラダラ書かないようにしましょう。簡単な「あらすじ」なら書いても大丈夫です。
6.見直しして清書する
読書感想文の下書きが一通り書けたら、次は一晩時間を置いてから、親子で一緒に文章を見直ししましょう。
昨日書いた作文を声に出して読んでみましょう。声に出して読んでみて、気づくことがあれば、赤ペンで書いていきます。
音読することによって、書き入れたい言葉や、書き直したい言葉が出てきやすくなります。
こうして下書きの原稿用紙に赤字を入れ終わったら、最後に新しい原稿用紙を用意して清書をしてください!
一緒に読書感想文を!
夏休みの読書感想文の宿題に真剣に取り組めば、子どもはたくさんの文章を書ける喜びや、一生懸命取り組み作品を完成させることの達成感を味わえます。
ぜひ、親子で一緒に読書感想文を書きあげましょう。
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