2023年度公立高校入試過去問解説【北海道・数学・大問5】
テーマ:データの分析
問題文
A市に住む中学生の翼さんは、ニュースで聞いたことをもとに、先生と話し合っています。
翼さん:「昨日、ニュースで『今年の夏は暑くなりそうだ』と言ってましたよ。」
先生:「先生が子供だった50年くらい前は、もっと涼しかったんですけどね。」
翼さん:「どのくらい涼しかったんですか?」
先生:「最高気温が25℃以上の『夏日』は、最近よりずっと少なかったはずです。」
翼さん:「そうなんですか。家に帰ったら調べてみますね。」
次の問いに答えなさい。
問1
翼さんは、今から50年前と2021年の夏日の日数を比べてみることにしました。翼さんは、A市の1972年と2021年における、7月と8月の日ごとの最高気温を調べ、その結果をノートにまとめました。次の(ア)~(ウ)に当てはまる数を、それぞれ書きなさい。
問2
翼さんは、ノート1を見せながら、先生と話し合っています。
翼さん:「A市の夏日の日数は、50年前とほとんど変わりませんでした。」
先生:「本当ですか。ん?7月と8月以外の月でも夏日になることがありますよ。それに、調べた1972年と2021年の夏日の日数が、たまたま多かった、あるいは、たまたま少なかったという可能性もありますよね。」
翼さん:「たしかにそうですね。もう少し調べてみます!」
翼さんは、A市の夏日の年間日数について、1962年から1981年までの20年間(以下、「X期間」とします。)と、2012年から2021年までの10年間(以下、「Y期間」とします。)をそれぞれ調べ、その結果をノートにまとめることにしました。
次の(1)~(3)に答えなさい。
(1)ノート2の度数分布表をもとに、Y期間の相対度数の度数折れ線(度数分布多角形)を右の図に書き入れなさい。
(2)ノート2において、翼さんが「度数」ではなく、「相対度数」をもとに比較している理由を説明しなさい。
(3)空欄に当てはまる言葉として最も適当なものを、次のア~ウから選びなさい。また、選んだ理由を、X期間とY期間の2つの相対度数の度数折れ線(度数分布多角形)の特徴と、その特徴から読み取れる傾向をもとに説明しなさい。
ア:暑かった イ:変わらなかった ウ:涼しかった
解答・解説
問1
ア:39 イ:43 ウ:4
問2
(1)略
(2)(例)X期間とY期間では、度数の合計が異なるから。
(3)ウ (例)X期間は、Y期間より夏日の年間日数が少ない傾向にあるといえるから。
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