2023年度公立高校入試過去問解説【青森県・理科・大問1】
テーマ:小問集合
問題文
次の(1)~(4)に答えなさい。
(1)
無せきつい動物について、次のア、イに答えなさい。
ア クモやエビのように、外骨格をもち、からだに節がある動物のなかまを何というか、書きなさい。
イ 次の1~4の中で、動物名とその特徴の組み合わせとして適切なものを二つ選び、その番号を書きなさい。
動物名 | 特徴 | |
1 | カブトムシ、バッタ | 3対のあしがある。 |
2 | カニ、ミジンコ | からだが頭部と腹部からなる。 |
3 | イカ、タコ | 内臓が外とう膜でおおわれている。 |
4 | アサリ、サザエ | 肺や皮膚で呼吸している。 |
(2)
次の図は、ヒトの排出にかかわる器官を模式的に表したものであり、下の文章は、排出のしくみについて述べたものである。次のア、イに答えなさい。
ア 下線部の名称として適切なものを、次の1~4の中から一つ選び、その番号を書きなさい。
1:アミラーゼ 2:アンモニア 3:グリセリン 4:胆汁
イ 器官Aの名称を書きなさい。また、図の動脈と静脈のうち、尿素をより多く含む血液が流れている血管はどちらか、書きなさい。
(3)
次の図は、ある地点で観察した地層の様子を模式的に表したものである。この地層に見られる岩石は、もろくくずれやすくなっていた。次のア、イに答えなさい。
ア 太字のように、岩石が長い年月の間に、気温の変化や雨水などの働きによって、もろく崩れやすくなることを何というか、書きなさい。
イ 図の地層が堆積する間に海水面はどのように変化したと考えられるか、適切なものを、次の1~4の中から一つ選び、その番号を書きなさい。ただし、この地層は海底で連続して堆積したものである。また、断層やしゅう曲はないものとする。
1:上昇した 2:上昇した後、下降した 3:下降した 4:下降した後、上昇した
(4)
青森県のある場所で、夏至の日の8時から16時まで、太陽の位置を透明半球上に1時間ごとに・で記録し、なめらかな曲線で結んだ。次の図は、その結果を表したものであり、1時間ごとの曲線の長さは同じであった。またA,Bは曲線を延長して透明半球のふちと交わる点を示したものである。次のア、イに答えなさい。
ア 太字部の理由について述べたものとして適切なものを、次の1~4の中から一つ選び、その番号を書きなさい。
1:太陽が一定の速さで自転しているため。
2:太陽が一定の速さで地球のまわりをまわっているため。
3:地球が一定の速さで自転しているため。
4:地球が一定の速さで太陽のまわりをまわっているため。
イ 図のAとBを結んだ透明半球上の曲線の長さは30.2cm、1時間ごとの曲線の長さは2.0cmであった。また、この日の日の入りの時刻は、19時12分であった。この日の日の出の時刻は何時何分か、求めなさい。ただし、や威容の位置がAの時の時刻を日の出、Bの時の時刻を日の入りの時刻とする。
解答・解説
(1)
ア:節足動物
イ:1,3
(2)
ア:2
イ:じん臓、動脈
動脈は腎臓に入る血液を、静脈は腎臓から出る血液を運んでいる。
(3)
ア:風化
イ:2
地層は下から粒の大きさを見ればよい。れき→砂→泥と粒が小さくなっているので、海水面が下降したと考えられる。その後、泥→砂→れきと粒が大きくなっているので、海水面が上昇したと考えられる。
(4)
ア:3
イ:4時6分
30.2cm÷2cm=15.1(時間)
日没は19時12分なので、15.1時間=15時間6分を引けば求まる。
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