2023年度公立高校入試過去問解説【北海道・国語・大問3】
目次
テーマ:古文
問題文
次の文章を読んで、問いに答えなさい。
問1
傍線「たぐふべき物もなく」とありますが、ここでの意味として最も適当なものを、ア~エから選びなさい。
ア:交わるものもなくて
イ:間違えるものもなくて
ウ:ふさわしいものもなくて
エ:比べるものもなくて
問2
この文章を学習した生徒が、桜に対する筆者の考えを、次のようにまとめました。これを読んで、(1)(2)に答えなさい。
(1)①、②に当てはまる適当な語を、それぞれ漢字一字で書きなさい。
(2)③~⑤に当てはまる適当な表現を、それぞれ書きなさい。
問3
この文章の内容に合うものを、ア~エから一つ選びなさい。
ア:桜というものは、朝日でも夕日でも、十分な日光が当たっているときこそ香りが強くなり、鮮烈な印象を与える。
イ:同じ種類の桜でもよく観察してみると、一本一本の木ごとに少しずつ違いがあって、全く同じものはない。
ウ:桜が咲くときに葉は重要な役割を果たすものであり、どんなに花が美しくても、葉がしおれているのは風情がなく興ざめする。
エ:様々な種類がある桜の中でも、桐がやつという種類の桜が八重で咲いているのがこの世で最も美しく、素晴らしい。
解答・解説
問1
エ
「たぐひなし」は比べるものがないという意味
問2
(1)①赤 ②青
(2)③まばらに ④晴れている ⑤くもっている
問3
イ
ア:「香り」に関する表現がないため不適
ウ:「葉がしおれている」という記述がないため不適
エ:この世でもっとも美しいは過度な表現