オープンキャンパスのメリットって?志望校の大学を決める5つの基準
”「オープンキャンパスって行った方がいいの?何のために行くの?」
「どうやって進路を決めたらいいのかわからない…」”
高校生のお子さん、そして、その親御さん、「オープンキャンパス」って行きましたか?
高校卒業後の進路は人生を左右する、大きな決断ですよね。
しかし、どんな基準で進路を決定すればよいかわからず、不安な方がほとんどだと思います。
そんな方々におすすめなのがオープンキャンパスです。
こちらの記事では、オープンキャンパスについてそのメリットを説明して、さらには志望大学を決める際に大切にすべき基準を紹介します!
オープンキャンパスとは
オープンキャンパスとは、大学や短大・専門学校などが主催して、高校生を招く進学イベントのことです。
その内容は各大学によって異なりますが、主に以下のような場合が多いです。
- キャンパス内の施設・設備・環境の見学
- 教授や先輩学生による学校・学部紹介
- 個別の進路相談会
- 模擬授業
ほかにも、学食や大学祭を開放している学校もあり、各学校の特色を体感できるイベントだといえます。
パンフレットやネットページではわからないような、雰囲気や情報を生で知ることができます。
オープンキャンパスのメリット
では、そのようなオープンキャンパスのメリットとは何でしょうか?
3つに分けて紹介していきます!
メリット①:キャンパス内の雰囲気や環境を知ることができる
これがオープンキャンパスの醍醐味だといえます。
パンフレットやインターネットでみる写真だけでは、キャンパスの本当の良さも悪さも正確には伝わりません。
本人が直接その場に行って、どのような感想を持つかが大切です。
例えば、撮影時と平時の大学では、人通りや時代が異なります。
だからこそ、”現在の” ”普段の” キャンパスを知るべきです。
どれくらいの活気があるのか、どんな学生が多いのか、雰囲気も感じることができるはずです。
これはパンフレットやインターネットじゃ絶対に分かりません。
これから4年間通い続ける環境を、肌で感じてみることができます。
メリット②:アクセスや大学周囲の環境を知ることができる
突然ですが、「あなたの志望校は最寄駅から近いですか?」
多くの学生はこの質問には答えられると思います。
では、この質問はどうでしょうか。「あなたの志望校は最寄駅から歩くと坂道が険しいですか?」
これは、パンフレットや公式サイトには載っていない情報ですよね。
たとえ徒歩5分だとしても険しい坂道だった場合、通学が楽とはいいがたいですよね…
これはもちろん一例です。アクセスで大学を決めるべきではないですし、些細な情報でしかありません。
しかし、このような情報も、入学後のギャップとなりうるのです。
このようなギャップをなくし、満足できる学生生活を送るためにも一度キャンパスには行くべきですし、できれば大学周囲の環境も知っておくことがおすすめです。
「通勤通学時間帯は、道路や電車がどの程度混雑するのか」「近くにコンビニはあるのか」「夜の治安はどうか」など、
大学生活以外の部分で気になることはたくさんあるはずです。
その情報を生で得るためにも、オープンキャンパスはおすすめです。
メリット③:学部の勉強内容を相互コミュニケーションで具体的に知ることができる
パンフレットやインターネットの情報では、学部の詳しい専攻内容についてはあまり明らかになっていないことが多いです。
より詳しい情報を手に入れることができるという点で、オープンキャンパスは魅力的です。
説明会が学部ごとに行われていることも多く、興味のある学部について詳細に知ることができます。
また、質問会や相談会が開催されていることも多く、相互コミュニケーションが取れるのも大きな魅力です。
パンフレットやインターネットの情報は一方通行ですが、オープンキャンパスに行くことで、気になることや不安な点を質問することができることも多いです。
聞いてみたいことや懸念点がある方にはとてもおすすめのイベントです!
メリット④:入学意欲が高まり、勉強のモチベーションを維持できる
入学したい大学を実際に見に行くと、その魅力を改めて感じ、「絶対に合格したい!」という思いが強まるに違いないです。
それは勉強のモチベーションを維持するのにとても有効です!
勉強がつらくなって諦めたくなったときも、その大学に入学したいという思いを奮い立たせて、再び勉強を頑張ることができるはずです。
一方、大学を実際に見に行っていなかったり、キャンパスに入っていなかったりすると、
志望校への熱い思いがない可能性が高いです。
すると、ぎりぎりの精神状態の時に、我慢強く勉強できないかもしれません。
だからこそ、「憧れの場所」としての志望校を見ておくことをおすすめします!
①~③のメリットをまとめると、重要なことは「入学後のギャップをなくすことができる」という効果があるといえます。
オープンキャンパスのおかげで入学後の生活を明確にイメージできるようになるため、入学後のギャップによる退学や休学・不満の可能性を低下させることができます。
これは学生にとっても大学側にとっても良い事だといえます。
また、メリット④についても、受験生にとってはとても重要です。
大学受験は最後まであきらめず、モチベーションを維持することが大切なので、「行きたい理由」があるというのは強いです。
進路を決める5つの基準
では、実際に志望校のオープンキャンパスにいくつか行った後、どのように志望校を絞っていけばいいのでしょうか?
その判断基準を5つ紹介します!
基準①:勉強内容・学部
大学を決める際に大切にしていただきたいのは、あと4年間学び続ける学問だからこそ、興味がある勉強内容・学部を選ぶということです。
多くの人が、大学のネームバリューや雰囲気で大学を決めがちですが、本当に大切なのは、「何を学ぶか」です。
そこで、志望校を決める際は、まず自分が何を学びたいか明確にしましょう!
そうしないと、入学後の講義が本当に苦痛になってしまいますよ…
もちろん学部だけざっくり決めるだけでもいいのですが、明確に学びたい内容が決まっている方が良いです。
なぜなら、学部名が同じだとしても、各大学ごとに特色があり、学ぶ内容が全く異なることがあるからです。
入学してから、「思っていた学部のイメージと違う…」となってしまわないように気を付けましょう。
専攻したい研究内容や興味のある分野が決まっている方は、本当にその大学のその学部で学べるのかしっかり確認しましょう!
基準②:難易度
難易度も大切な基準です。
そもそも合格しなければその大学で勉強できませんし、浪人の可能性があるかどうかも難易度次第です。
現状の学力と志望校の合格ラインを照らし合わせて、どの程度のリスクなら背負うことができるのか深く考えてみましょう。
必ずしも合格安全圏の大学を受けなさいとは言いません。
大切なのは、本人や家族がどの程度のリスクを許容できるかどうかです。
自分の実力なら合格の可能性があるのか、そしてその挑戦を本人・周囲が許してくれる状況なのか、受験が近づく前から考えましょう!
また、難易度において大切なことは、時間経過に合わせて何度も考え直す機会を作るということです。
なぜなら、難易度は外部要因からも内部要因からも大きく影響を受け、刻一刻と変化するからです。
例えば、その年の募集要項や倍率、本人の身体的・精神的な状態や成績、模試結果などによって、その子から見た志望大学の難易度は時期次第で変化します。
だからこそ、状況が変化するたびに、何度も繰り返し考えていきましょう!
基準③:お金
大学の学費はとても大きな金額です。特に、私立大学は国公立大学よりはるかに高額です。
また、何校も受験する場合、受験料だけでもかなりの出費となります。
そして、大学生活の費用には、多くの場合、家族の協力が必要不可欠です。
家族と相談しながら、どの程度の金額までなら大学進学にお金を出すことができるのか決めていきましょう。
その際に考えるべきことは、学費と受験料だけではありません。
- 受験の際の交通費・宿泊費
- 通学の交通費
- 一人暮らしの生活費
- サークル・部活の費用
- 教科書代
など、大学生活には多くのお金がかかります。留学や資格取得を考えている方は、その費用も上乗せされていきます。
だからこそ、様々なその他の費用も考慮したうえで、行くことのできる大学を決めましょう!
大学生だからバイトしながら、そのお金で賄っていこうと考える方もいるかもしれません。
確かに、大学生になると多くのアルバイト先で雇ってもらえるようになりますが、そう簡単にはいかないかもしれません。
なぜなら、勉強や部活などが忙しく、アルバイトの時間を作れない可能性があるからです。
特にテスト前や大会前はほとんどバイトできず、収入が想像以上に少ないという状況はよく聞きます。
したがって、アルバイトで学費や生活費を賄うのは、かなり厳しく苦しいので、相当な努力が必要だと覚悟しましょう。
現在では、奨学金の制度などもありますので、オープンキャンパスや先生・先輩にアドバイスを貰ってみてください。
基準④:大学の位置
大学の位置は、基準③のお金にも大きく関係することです。
だからこそ、大学がどこにあるのかというのは大切な要因です。
まず、大学と実家の位置関係は判断基準の1つとなります。
大学が実家から遠ければ、一人暮らしが必要となり、金銭面でも生活面でも大きな影響があります。
また、実家から通うという選択をする場合、通学時間や交通費がどれくらい大きなものになるかどうかも、大学の位
によって異なってきますよね。
さらに、気軽に実家と行き来できない距離である場合、病気やけがなどを想定すると、本人にとっても家族にとっても不安は残りますよね。
次に、大学がどの都道府県にあるかどうかも大切です。
例えば、東京の大学だった場合、他の地域に比べて家賃がはるかに高額になります。
また、田舎にある大学だった場合、交通の便が極端に悪く、車や原付が必須となる可能性もあります。
このように大学の位置によって、本人だけでなく家族へも影響があることを知っておきましょう!
基準⑤:部活・サークル・留学・資格
大学で勉強に加えて何をしたいか決めた上で、大学を選ぶべきです。
例えば、部活・サークル・留学・資格などです。
まず、部活・サークルについてです。
大学入学後にしたい部活や入りたいサークルが決まっている場合、志望校にそれらがあるか確認すべきです。
特に部活動はどの程度注力したいのかによって、大きく変わってきます。
高校とは異なり、大学の部活は注力の差が大きいです。週7日間ほとんど参加する必要がある部活もあれば、週2-3日程度の部活もあります。
自分が大学生活のうち、どれくらいの熱量と時間をかけたいかによって選びましょう。
また、珍しいサークルに入りたい場合も、その大学の中にサークルがあるか、受験前に調べておきましょう!
次に、留学についてです。
留学は大学や学部によって、扱いがかなり異なります。
留学が必須な学部もありますし、単位が取得できないので休学扱いで留学に行くこともあります。
どのような留学がしたいのか、休学はしてもいいのか、などを決めた上で大学・学部を選びましょう!
最後に、資格についてです。
教職や簿記、公認会計士、弁護士など、様々な難易度の資格がありますが、それらを取りたいと思っているのなら、その資格を取るサポートが充実している大学・学部を選ぶことを勧めます。
入学後に考えればいいやと思っていると、サポートが実は少なかったためにダブルスクールのようになり、想像以上に苦しくてやめてしまうというケースも多いです。
だからこそ、志望校を決定する前に、資格取得に対する大学・学部の取り組みを把握しておきましょう!
以上が、志望大学を決める基準です。
後悔の無いように何度も何度も考えてみましょう!
家族や先生、先輩などと話し合いながら、自分の目指す将来に近づく進路を選べると良いですよね!
最後までお読みいただきありがとうございます。
オープンキャンパスをうまく活用して、入学後のギャップを減らし、志望大学を決定する1つの要因にしてみてください!
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