夏休み明けの「行き渋り」に要注意!?どのように対処していくべき?
”「子どもが、長期休み明けに急に学校へ行きたがらなくなった。」
「学校へ行き渋ったら、どう接すればいいの?」”
「行き渋り」という言葉をご存じでしょうか。
名前の通り、学校に行くことを渋るということを意味します。
特に夏休みやゴールデンウイークなどの長期休暇明けに起こりやすいものです。
行き渋りから不登校に変化していく可能性もあります。
ここでは、行き渋りの兆候や原因、対策方法などを詳しくご紹介してきたいと思います。
「行き渋り」の兆候は?
「行き渋り」には以下のような前兆が見られることがあります。
- 食事の量の変化
- いつもと様子・態度が違う(イライラしている、急に甘えるようになった、気力がないなど)
- 体調不良(腹痛、頭痛など)
- 生活リズムが乱れている
- 外出を嫌がる、人に会いたがらない
- ゲームなどに依存している
このようなサインがあれば要注意です。必ずしも、このような項目に当てはまるから、行き渋りになるというものではありません。
「行き渋り」の原因とは?
生活リズムを取り戻せない
学校がなく、登校時間を気にしなくてもいい夏休みではつい夜更かししていまうというお子さんが多くいらっしゃると思います。夜遅く寝て、昼過ぎに起床するなどという昼夜逆転生活が夏休中続いている方は要注意です。
夏休み明けに、朝早くに起きて学校に行くということをつらく感じてしまいます。
中々リズムを取り戻すことができず、学校に行きたくなくなるというケースもあります。
対策としては、
- 夏休み中も、普段と同じ時間に起床するようにする
- 学校の登校時間と同じ時間に外出するようにする
- 夏休みが終わる少し前から、徐々に生活リズムを戻していく
- 適度に昼間に外出をするようにする
- 朝ご飯を食べさせる
などがあります。
勉強に対する悩み
勉強をすることにストレスを感じていたいり、悩みがあることが原因である可能性もあります。
- 学校での授業がついていけず、新学期からはじまる学習内容について不安を感じている
- 勉強に対して苦手意識があり、授業や宿題にストレスを感じている
などの理由で学校にいきたくなくなっていまうというケースもあります。
対策としては、
- 1学期中の内容を一緒に復習する
- 簡単なことから初めて、勉強に対する壁をなくす
- 勉強をするよう強制しないようにする
- 正解したり、理解することができたらほめる
などがあります。
学校でのストレスに気づく
学校に通っていたいときに気づくことのなかったストレスに気づいてしまうことがあります。
長期休暇中に学校から離れることでストレスと自覚するケースがあります。
毎日学校に通っていたころは精力的に活動し頑張ってきたが、夏休に入ったことで気が抜けてしまったケースもあります。
一度気が抜けてしまって、前のように頑張ることが難しくなってしまうこともあります。
また、学校生活の中での人間関係のストレスや悩みを抱えている場合もあります。
担任の先生やクラスのひとと合わない、居心地が悪いなどで悩んでいるケースもあります。
この場合は、一度ゆっくりと休息とり、これからどのようにしていくかを考えていくといい思います。
無理に学校に行かせようとせずに、お子さんと話しあい、ゆっくりと対応していくといいと思います。
「行き渋り」の対応方法とは?
「行き渋り」をする原因は様々あり、お子さんによって異なると思います。
まずは、原因を突き止めてることが大事だと思います。原因がわかれば、対処方法を考えることができます。
原因を特定するためには、お子さんの様子をよく見て、声を聞く必要があります。
ストレートに「どうして学校に行きたくないの?」の聞いても答えてくれないことがあります。
怒ったり、脅したりしては、余計話くれなくなってしまいますし、信頼感もなくなっていまう可能性があります。
無理に理由を聞き出そうとしたり、干渉をしすぎないようにしましょう。
また、対処法方法もお子さんそれぞれにあった方法があると思います。
1日だけ学校を休めば、次に日からは登校できる。というお子さんもいらっしゃいますし、1日休むと次の日もとずるずると休む日が伸びてしまう。というお子さんもいらっしゃいます。
これが正しい対処法というものはありません。他の方には有効だった対処法が逆効果になってしまう可能性もありますし、役に立つこともあると思います。
お子さんの様子や意見を見つつ、最善だと思う方法を試すのが一番良いのではないでしょうか。
小さいころからお子さんの様子を見てきた親御さんだからこそ分かることも多いと思います。
ただ、価値観や考えを押し付けることがないように気を付けるようにしましょう。
登校したくない日が続くようであれば、学校に連絡して相談するのもいいと思います。
学校以外にも地域の人や信頼できる人に相談することもできます。
お子さんによってよりよい方法をお子さんの意見を尊重しながら考えいくといいと思います。
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