学校推薦型選抜って何?知らないと損をする受験方法教えます!
”「学校推薦型選抜のしくみって?」
「学校推薦型選抜って実はよくわかっていない。」”
近年では推薦型の選抜による入学者比率が増加しています。
私立大学では50%以上もの入学者が一般の入学試験を受けずに何らかの推薦制度を使って入学しているそう、、、。
ここでは、これから進路や受験方法を決める高校生向けに、学校推薦型選抜についてご紹介していきます。
ぜひ、参考にしてみてください!
学校推薦型選抜は2種類ある
公募制(旧公募推薦)
大学が求める出願条件を満たした場合、高等学校長の推薦があれば全国の高校から出願できる種類です。
このなかには、公募制一般選抜と公募制特別推薦選抜というカテゴリーがあります。
公募制一般推薦
大学ごとの出願資格を満たして、出身学校の校長から推薦された生徒が受験可能。
評定平均値に基準があることが多い。
公募制特別推薦
スポーツや文化活動における実績などが評価される。
評定平均値に基準があることは少ない。
公募制一般選抜は、募集定員が非常に多く、一般的には成績基準が設けられやすい方式です。
一方、公募制特別推薦選抜は、以下のような成績や活動のアピールで出願するものになります。
- スポーツ
- 文化活動
- 委員会活動
- ボランティア活動
- 地域活動 など
公募制特別推薦選抜の場合、専門学校や総合学科の高校出身者といった条件や、定員枠が設けられている場合があります。
こちらの場合は、成績基準がないことも多いです。
指定校制(旧指定校推薦)
大学が指定した高校の生徒だけに出願資格がある方式です。
指定校制推薦
大学が特定の高校を指定して実施する入試方式。
勉強や部活の成績などを評価して、校内選考が行われる。
募集人数が少なく狭き門だが、出願できれば合格率は高い。
指定校制には、現役生や専願に限られるという特徴があります。
推薦枠は少人数です。
希望者が多い場合は校内選考が行われ、以下項目で評価されます。
- 学業成績
- 課外活動実績
- 生活態度
推薦枠の少なさから非常に狭き門となりますが、校内選考を通過すれば合格率はかなり高まります。
選考方法
学校推薦型選抜の選考方法は、書類選考、面接、小論文、プレゼンテーションが一般的ですが、学力試験が課される大学・短大もあります。
調査書・推薦書等の出願書類が重要視されるが、その他の方法も用いて総合的に判断されます。
出願要件
公募制
公募制で求められる評価平均は4.0程度となっています。
加えて語学力も必要で、特に英語系や国際系の学科では外国語外部試験の高いスコアが求められる傾向にあります。
大学によっては、「決められた評定と語学検定の基準を超えていれば平等に評価する」としていますが、基本的には評定・語学検定共に高いに越したことはないですね。
また、公募制についても高校で留学をした場合は、留学先の成績表の提出が求められますので、帰国までに現地に申請することをオススメします。
指定校制
指定校制では、3年間の評定平均4.5以上といったとても高い評定が求められることが多いです。
同時に英検2級程度以上の外国語資格も求められます。
これらに加えて、部活動や委員会活動への貢献度も加味されます。
しかし、同程度の経歴を持つ生徒が複数人いることもあり、選定方法は各高校によって違います。
この際、大学から求められる評定や資格については毎年変わる可能性があるため、進路担当の先生に聞くなど注意が必要!
また、高校で留学を考えている場合は、現地校での成績が必ずしもそのまま換算できるとは限らないので、事前にチェックしておくべきですね。
学校推薦型選抜のスケジュール
学校推薦型選抜の出願・選考はだいたい10月~11月頃がピークとなっています。
公募制
募集要項が発表されるのが、私立大学は6月下旬からで、国公立大学は7月下旬ごろから。
出願期間は11月1日以降となっている。
選考は11月に行われることが多い。合格発表は12月頃。
指定校制
高校で指定校推薦の募集に関する情報が公開されるのが6月~8月頃。
校内選考は早ければ7月~10月頃に始める。
10月には指定校ごとに推薦される生徒がきまり、11月に出願・選考が行われ、12月頃に合格発表というのが一般的なスケジュール。
なお、ここで紹介しているスケジュールはあくまで大まかな目安です。
大学ごとにスケジュールは異なり、2次募集を行う場合もあるので、志望校が決まったら早めに出願・選考の日程を確認しておきましょう。
学校推薦型選抜には早めの対策を!
学校推薦型選抜とは、学業や課外活動、スポーツなどの実績や意欲を、学校長から大学側に推薦してもらう受験方式です。
学業成績での推薦をもらう場合は、高校1年生のうちから苦手科目の克服などの対策が必要となります。
また、他の入試方法とも比較しながら、自分の力を活かせる入試方法を検討しよう!
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