発達障害の子どもを育てるということ~その③~
※その②からの続きになります。
ASDの子どもへの接し方について
小学生のASDの子
小学生になっても就学前と同様の支援は必要ですが、それに加えて小学生では、学校生活への適応が重要になります。
特別支援学級で個別の支援を受ける必要がある場合もあれば、通常学級で過ごせる場合もありますが、いずれにしても学校との連携が大切です。
担任の先生や特別支援担当の先生と、子どもについてできるだけ情報交換をするとよいでしょう。
例えば、教室の後ろのほうの席では集中できないという子どもであれば、先生と相談して一番前の席にしてもらうということもできるかもしれません。
園と違って学校内での様子が保護者には伝わりにくくなるため、学校で困っていることがないかどうか、子どもの話をよく聞くことが大切になります。
家庭では、宿題などの勉強をするための環境を整えることが必要です。
散らかっている部屋、うるさい場所では勉強に集中しにくくなります。勉強をするための専用スペースを用意するのもいいでしょう。
中学生のASDの子
中学生になると、思春期を迎えるため、心身ともに変化の大きい年齢になります。
ASDの子は、変化することが苦手な場合が多いので、心身の悩みに対して信頼できる相談先を持っておくことは心強いと思います。
対人関係も深まり、複雑化していくため、困ったことがあれば親に相談ができるような信頼関係を親子間で築いておくことも大切です。
4.ADHDとは?
ADHDとは、注意欠如・多動症もしくは注意欠如・多動性障害のことを言います。
注意力がなく飽きやすいという不注意、じっとしていられず動き回るという多動性、我慢ができず突発的に行動してしまう衝動性という3つの特性があり、これらを併せ持っている場合もあれば、どれか1つや2つだけを持っている場合もあります。
動き回ることが多いタイプの子もいれば、動かないけれどもおしゃべりが止まらないタイプの子もいます。
こうした特性はある程度、幼少期には誰しもが持っています。
そのため、幼児期には診断がつけにくいことがあります。
学校生活が始まる小学校低学年から中学年にかけて、診断に至る場合が多いです。
5.ADHDの子どもへの接し方について
では、ADHDの診断がついた子、もしくはその可能性が高い子に対してどのように接していけばよいのでしょうか。
子どもの年代別に接し方や支援の仕方を紹介します。
小学生のADHDの子
ADHDの子どもに接する上で一番大切なのは、その子の特性をよく理解して、できたことや頑張りを認めることです。
特に、多動性や衝動性が強い子は、親や先生から見て危ない行動や困った行動をとっさにしてしまうことがあるため、叱られる場面が多いです。
自分でも抑えられない衝動性のため、子ども本人は悪いことをしている意識はないのに、なぜか怒られるばかりだという不満感を持ってしまいがちです。
したがって、ADHDの子に対しては、できていることや頑張っていることに特に注目し、意識してほめることが大切です。
ほめるために、達成できそうな小さな目標を立てておくとよいでしょう。
また、何をしていいか分からない時間があると、動き回ってしまう特性のある子もいます。
1日のスケジュールをあらかじめ決めたり、それを見えるように書いておいたりすると落ち着ける場合もあります。
生活の中で衝動的に行動してしまい、友達を傷つけてしまうことがある子では、あらかじめルールを決めておくのもよいでしょう。
してはいけないこと、こういうときはこのように言うべきだということなどを本人と一緒に決めて、書き出しておくとうまくいくことがあります。
以上のような支援をして、叱る回数をできるだけ減らし、ほめる回数を確保していくことで、生活を落ち着いたものにしていくことができます。
中学生のADHDの子
中学生になっても、小学生のときのような支援は必要ですが、それに加えて自己管理ができるような力をつけていくことが大切です。
自分の特性を自分で理解し、スケジュール管理をしたり、言うべきこと、言ってはいけないことを考えておいたりできるようになると、大人になってからも社会に適応していける力となります。
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