【中学1年生数学】方程式(1)
今回からは中1の重要単元の1つ、方程式を解説していきます。苦手に感じるお子さんも多い単元ですが、1歩ずつしっかり理解していけば大丈夫です。一緒に勉強していきましょう!
では、さっそくスタート。
文部科学省 学習指導要領「生きる力」
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/index.htm
要点1 等式の性質
1.次の数量の関係を等式を使って表しなさい。
(1)aの3倍に4を加えるとbになる。
(2)ある数xの2倍に6を加えると21になる。
解答(1)3a+4=b (2)2x+6=21 (3)5x-4=2x+8
(1)aの3倍…~倍と示された場合は、かければOKです。
今回の問題ならば、aの3倍なので、a×3=3aですね。
「3aに4を加えるとbになる」と置き換えると、3a⁺4=bとなります。
(2)ある数xの2倍を表すには、(1)同様にかければOKです。x×2=2xですね。
「2xに6を加えると21になる」と置き換えれるので、順に書き起こしていくと、2x⁺6=21となります。
(3)ある数xの5倍から4引いた数…5x-4 xの2倍よりも8大きくなる…2x⁺8 それぞれを求めたら、後はまとめたらOKです。 5x-4=2x+8
次の□の中に当てはまる数を書きなさい。
A=Bならば
(1)A+6=B+□
(2)A-15=B-□
(3)A×4=B×□
(4)A÷□=B÷9
解答(1)6 (2)15 (3)4 (5)9
今回の問題のポイントはA=Bならばというところを見落としてはいけません。
A=Bということは、AとBは同じ問うことです。もっと言えばA=1ならば、B=1ということです。
このA=Bであることを前提に問題を解いていきましょう。
(1)A⁺6=B+□
等式の両辺に同じ数字を加えても等式は成り立ちます。
なので、□に入る数字は6です。
確かめてみましょう。A=1、B=1だったとすると、
1⁺6=6+1となり、計算すると7=7となりあっていますね。
(2)A-15=B-□
等式の両辺から同じ数字をひいても等式は成り立ちます。
同じ数字とは、この問題では15のことです。
なので、答えは15です。
(3)A×4=B×□
等式の両辺に同じ数を掛けても等式は成り立ちます。
Aに4をかけているので、Bにも4を掛ければよいということです。
(4)A÷□=B÷9
等式の両辺をお暗示数で割っても等式は成り立ちます。
Bを9で割っているので、Aも9で割ればOKです。
要点2 方程式の解
次の方程式のうち、解が3になるのはどれでしょう。
(1)5x-1=2x+7
(2)-x+4=6x-3
(3)0.4x-0.1=0.2x+0.5
(4)2(x-5)=6x-20
解答 (3)
方程式の解が3であることは、与えられた方程式の左辺・右辺にx=3を代入して、左辺=右辺となればよいということです。これをしっかりと理解しておきましょう。
では、(1)から順に代入していきます。
(1)5x-1=2x+7
左辺に代入 5×3-1=14
右辺に代入 2×3+7=13
左辺と右辺が違うので解が3ではありません。
(2)-x+4=6x-3
左辺に代入 -3+4=1
右辺に代入 6×3-3=15
左辺と右辺が違ういので解が3ではありません。
(3)0.4x-0.1=0.2x+0.5
左辺の代入 0.4×3-0.1=1.1
右辺の代入 0.2×3+0.5=1.1
左辺と右辺が等しいので、答えは(3)ですね。
(4)2(x-5)=6x-20
右辺に代入 2(3-5)=2×(-2)=-4
左辺に代入 6×3-20=18-20=-2
左辺と右辺の値が違うので解が3ではありません。
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