【中学2年生数学】確率 基本編その②
今回は、【中学2年生数学】確率 基本編その①に引き続き、「確率」のについて解説していきます!
その①をまだ読んでいない人は、その①を読んでから読み進んでみて下さい!
基礎編と実践編の計4回にわたって解説していくので、是非、最後までお付き合いください。
3.確率
確率では、「起こりうるすべての場合の数」と「そのことがらが起こる場合の数」の2つのことがらの場合の数を求めて、分数で表せばOK!
例題1 赤玉、白玉、青玉、緑玉、黄玉が1個ずつ入った袋から玉を1個取り出すとき、赤玉が出る確率を求めなさい。
例題1 解答
1/5
玉の数は5個あるので、起こりうるすべての場合の数は5通り、赤玉は1つなので、赤玉を取り出す場合の数は1通り。
よって、確率は、1/5になります。
例題2 大、小2つのさいころを同時に投げるとき、出た目の数の和が10になる確率を求めなさい。
例題2 解答
1/12
大小2つのさいころを投げたときの目の出かたの場合の数は、6×6=36(通り)
出た目の和が10になるのは、
(大,小)
(4,6)
(5,5)
(6,4)
の3通りなので、確率は3/36=1/12になります。
4.いろいろな確率
・求める場合の数は直接出すより、それ以外の数を出す方が簡単な場合は、それ以外の数を求め、全体から引くというやり方のほうが◎。
・少なくともという表現が用いられる問題は、全部がそれ以外の場合を求め、全体から引く方法をとらないと、求め方が複雑になるので、この方法を使うようにすると◎。
例題1 次の問いに答えなさい。
(1)さいころを投げるとき、3の目が出ない確率を求めなさい。
(2)大小2つのさいことを同時に投げるとき、少なくとも1つは1の目が出る確率を求めなさい。
(3)3枚の硬貨を同時に投げるとき、少なくとも1枚は表になる確率を求めなさい。
例題1 解答
(1)5/6
3つの目が出るのは1通りで、3の目がでないのは5通りになります。
よって、3の目が出ない確率は5/6として求めることができるのですが、3の目が出ない場合に注目すると、6-1/6=5/6として求めることもできます。
(2)11/36
両方とも1以外の2から5の目が出るのは5×5=25(通り)
少なくとも1つは1の目が出るのは、
(大,小)=(1,1),(1,2),(1,3),(1,4),
(1,5),(1,6),(2,1),(3,1),
(4,1),(5,1),(6,1)の11通りだから
確率は11/36になります。
(3)7/8
表と裏の出かたは、2×2×2=8通り。
少なくとも1枚は表になるのは、
(表,表,裏),(表,裏,表),(裏,表,表),(表,裏,裏),
(裏,表,裏),(裏,裏,表),(表,表,表)の7通りなので、
答えは7/8になります。
最後までご覧いただきありがとうございました!
ぜひ参考にして、テストの点数アップに役立ててみてくださいね。
わからないところがあればお気軽にお問い合わせください。少しでもお役に立てれば幸いです。
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