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【中学生】知らなきゃ損する!高校受験における志望校の選び方

高校受験といっても、沢山ある高校から一体どの学校を選べばいいのか悩みますよね。
そんな高校受験の志望校の選び方に関して、今回はある女子生徒の実体験も含めて、注意しておきたい点を分かりやすく説明したいと思います。

志望校選びで参考になるのが、高校が配る入学案内のパンフレットです。写真や学校の特徴や授業カリキュラムの説明が書かれていて、高校生活を具体的にイメージしやすくしてくれます。
しかし、そんなパンフレットだけ見ても、実際味わってみないと分からないことは沢山あるのです。

例えば、家と学校の距離について。
入学案内パンフレットは不特定多数の中学生たちのために作られたものですから、こればかりは自分で考えなくてはいけません。

さて、今から挙げるのは、そのことをちゃんと考えていなかったばかりに失敗してしまったある女子生徒(仮名:Aさん)の例です。

文部科学省 学習指導要領「生きる力」

http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/index.htm
目次

学校環境だけ見てはいけない!

Aさんは、高校の周囲の豊かな自然環境に憧れ、片道1時間以上かかる高校を志望して、無事入学しました。しかし、その過ちにすぐに気付くことになります。
遠いと、それだけ通学・下校時間に時間がかかりますよね。
そうすると疲れが溜まってくるのです。

それに付け加え残念なことにAさんは、子供の頃から体力にはあまり自信がありませんでした。
そのことをちゃんと中学生時代にも自覚出来ていたのに、環境を重視してしまった結果、学校に行って帰ってくるだけで毎日ヘトヘト
そして、こうなると、授業の予習もままならず、疲れのせいで授業中寝てしまうなんてこともよくありました。
また、部活動なんてとても楽しむ時間の余裕もありません。
中学3年生の時、もう少し慎重にその点について考えておくべきだったとAさんは、高校に入ってとても後悔しました。

これは、実在した女子生徒の体験です。彼女のように、学校生活を送る上で、学校の周りの環境を考えるのも大切です。
でも、それよりも優先して考えるべきことがあったことに気付かなかったのです。  

理想より少し低いレベルの学校を選択する

さて、ここまでは家と学校の距離について考えることの大切さについて解説しました。
他にも、志望校選びで注意したいポイントがあります。それは、学校のレベルです。

志望校を選択する上で、自分が合格するギリギリもしくはそれ以上のレベルの学校を選び、合格しようと必死になって勉強する生徒さんがいます。
しかし、仮にその学校の入学試験に合格したからと言って、いざ高校生活が始まったら、そういう学校に入ってしまうと悲惨です。 何故ならそのようなレベルの高い学校に入って来る生徒は、みんな成績も良く、勉強が出来る人ばかりだからです。

その上、高校の勉強内容というのは、中学時のものよりも難しく、また覚えなければならないことの量も多くなってきます。そうすると、もう授業についていくのだけで精一杯。 試験の結果は散々、学年におけるランキングも下から数えた方が早いという風になってしまいます。
そんなことが続いたら、気持ちも落ち込むことが多く、学校生活を楽しめなくなってしまいます。
そうならないためにも、自分のレベルより少しだけ下の学校をあえて選ぶということをお勧めします。

しかし、この選択はなかなか勇気がいり、後悔しないかな…など色々なことを考えてしまいますよね。
では、ここで先程の女子生徒Aさんにまた登場してもらいましょう。  

レベルを選択したことで学年内でトップレベルの成績に!

実はAさん、この学校のレベルに関しては、慎重に志望校を選んでいたのです。
だから、志望校選びで、学校のレベルに注目することの良い例として参考になると思います。

Aさんは、中学時代、学年10位以内常連の優等生でした。
そのため、最初はもっと近場の、もっとレベルの高い学校を狙っていたのです。
けれど、中学校の先生たちが「志望校のレベルを少し下げるのも賢い選択ですよ」と口々に言っていたこともあって、Aさんは自分のレベルより少し下の学校を選んだのです。
もちろん、彼女にとってその学校を選んだ最大の理由は、先にも述べたように学校周辺の自然環境だった訳ですが……。そんなAさんが、登下校に関して苦労したのは先に説明した通りです。

しかし、いざ勉強となると、彼女は高校でも学年内である程度高い位置に居続けることが出来たのです。
結果、登下校は大変だったけど、勉強に対するやる気はあまり下がらずに3年間頑張り続けることが出来ました。
このように少し志望校のレベルを下げてみると、実際に高校生活が始まってから、勉強に対して楽な気持ちで臨めるのです。

これが、もしAさんが最初に狙っていた学校に仮に合格出来て入学したとしても、辛い学校生活が待っているだけです。

まとめ

高校受験に合格することは、ゴールではありません。高校受験というのは、あくまで一つの通過点なのです。
せっかくの高校生活、誰だって楽しみたいですよね。
ならば、後々後悔しないよう、中学生の時から様々な環境・状況をよく考えて志望校を選ぶようにしましょう。

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