【中学1年生数学】正負の数(2)
前回に続き正負の数の解説を行っていきます。まだ、正負の数(1)をご覧になっていない方は、そちらのページから勉強をしていくことをお勧めします。
正負の数(1)と(2)の理解が出来れば正負の数の基本はバッチリです。しっかりと勉強していきましょう!
文部科学省 学習指導要領「生きる力」
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/index.htm
要点1 正負の数の減法(ひき算)
1.次の計算をしなさい。
(1)(-5)-(+3)
(2)(-14)-(-14)
解答(1)-8 (2)0
(1)(-5)-(+3)
=(-5)+(-3)
=-8
(2)(-14)-(-14)
=(-14)+(+14)
=0
【減法】
ひく数の符号を変えて加法になおしてから計算する。
(-5)-(+3)=(-5)+(-3)=-8
正負の数の加法、減法は、すべて加法になおしてから数を「あわせる」という考え方をする。
ポイント
減法は加法になおすが、加法は減法になおさず、そのままにすること。
2.次の式を、()をはずしてから計算しなさい。
(1)(+24)-(-19)
(2)-6.7-(+5.24)
解答(1)+5 (2)-11.94
(1)(+24)-(-19)
=(+24)+(-19)
=+24-19
=+5
(2)-6.7-(+5.24)
=-6.7+(-5.24)
=-6.7-5.24
=-11.94
3.8-11を計算しなさい。
解答 -3
8-11
=(+8)-(+11)
=(+8)+(-11)
=-3
【加法と減法の混じった計算】
まず、加法の式だけに直す。次に負の数は負の数、正の数は正の数同時にまとめる。
(例題)
-10+11-12+13
=(-10)+(+11)+(-12)+(+13) ‥‥加法の式だけになおす。
={(-10)+(-12)}+{(+12)+(+13)} ‥‥負の数は負の数、正の数は正の数どうしにまとめる。
=(-32)+(+25)
=-7
ポイント
()を外して計算する
+(+a)=+a
-(-a)=+a
-(+a)=-a
+(-a)=-a
()の前の符号と()の中の符号が同じ時は、「+」
()の前の符号と()の中の符号が違い時は、「-」
要点2 正負の数の乗法(かけ算)
1.次の計算をしなさい。
(1)(+4)×(+8)
(2)(-1.8)×(-0.5)
解答 (1)+32(2)+0.9
(1)(+4)×(+8)
=+4×8
=+32
(2)(-1.8)×(-0.5)
=+18×0.5
=+0.9
【正負の数の乗法】
かける数の中に負の数が偶数個はいっていると、答えは+、奇数個はいっていると答えは-になる。
2.次の計算をしなさい。
(1)(-15)×(+5)
(2)6×(-5)
(1)(-15)×(+5)
=-15×5
=-75
(2)6×(-5)
=6×5
=-30
3.(-3)×(-5)×(-4)を計算しなさい。
解答 -60
(-3)×(-5)×(-4)
=-3×5×4
=-60
4.(-5)²はいくつですか。
解答 +25
(-5)×(-5)
=+25
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