学習障害の可能性があるお子さんへの接し方
学習障害を聞いたことがあるでしょうか?
有名な話では、発明王エジソンやハリウッドスターのトム・クルーズなどが学習障害であると言われています。
一見するとただ勉強ができない、やる気がないなどと見えてしまい、きつく当たってしまうこともあるでしょう。
しかし、本人は頑張っているのにできなくてもどかしく思っていることが多いです。
学習障害の可能性があるお子さんへの接し方、勉強方法の工夫の仕方をお話していきます。
1.音読が苦手なお子さんへの接し方
学習障害のお子さんの多くは音読が苦手な傾向にあります。
これはいくつか理由があります。
まず一つ目は、どこを読んでいるか分からなくなることです。
教科書は小さい文字が並んでいるので、学習障害のある子どもからすると丸い粒が並んでいるように見えたり、隣の列とごちゃごちゃになって見えたりと難しい見え方になるようです。
これは個人差があるので一概に言えませんが、通常の教科書のままでは読みにくいことは確かです。
これに対してできることは、一行だけ見えるような下敷きを使うことです。
一行分のスリットが入っている下敷きを教科書の読みたい行に当ててその行だけ読めるようにできます。
これだけでもだいぶ読みやすくなります。
二つ目に考えられるのは文字の大きさが小さいことです。
視力が悪いのかとも思ってしまいますが、視力が悪いのではなく、文字の見え方が健常児とは違うだけです。
これに対してできることは、文字を拡大してあげることです。
例えば「水」と「氷」は点があるかないかの違いです。
教科書の文字の大きさだと、この点が認識されない可能性があります。
文字を拡大してあげると点が見やすくなるので、読み間違えるということが少なくなります。
ただ、大きければいいというわけでもないので、子どもと相談しながらちょうどいい大きさを見つけていくのがいいと思います。
2.文字が書けないお子さんへの接し方
学習障害のあるお子さんは文字を書くのも一苦労することがあります。
書き間違いが多く、「氷」という漢字の点の場所を左上でなく右上に書いてしまう、「犬」という漢字を書こうとして「太」になってしまうなどケアレスミスが多いです。
漢字練習が足りないと思って多く練習させても間違いが直らず、余計に強く当たってしまい、子どもは「何でできないんだろう」と自己嫌悪に陥ってしまいます。
これも見え方の問題で、漢字がぐちゃぐちゃに見えてしまったり、左右反転して見えてしまったりと健常者では考えられない見え方になってしまいます。
特に文字が反転して見えているとそれが正しいと思ってしまうので、自分が見ている文字が普通じゃないと認識するまでに時間がかかります。
これに対してできることは、書き順を一緒に動いて教えてあげることです。
腕を持って大きく動かしてあげると感覚で覚えやすいのでおすすめです。
ひらがなだけであれば50音で終わりますが、漢字になると膨大な量になるので大変かもしれませんが、何度も漢字練習をさせるよりは効果的なので、新しい単元の度に一緒にやってみてください。
もう一つできることは、書き順をリズムよく覚えさせることです。
例えば「犬」という漢字を覚えてもらうのに「右にまっすぐ 左足 右足 右上にちょん」などと言葉にして教えてみてください。
英単語で「Wednesday」を「うぇどねすでー」と覚えていた人も多いのではないでしょうか?
それと同じ感じと思ってください。
一回覚えるとそこから応用ができるので、楽しくリズムよく一緒に考えてあげましょう。
3.算数が苦手なお子さんへの接し方
学習障害は国語の問題が多く挙がりますが、算数が苦手という子どももいます。
数字が読めないこともありますが、数の概念が理解しにくいというパターンもあります。
数字が読めない場合は、国語の場合と同じように数字の書き方を一緒に練習して数字の順番を覚えてもらいます。
数字の概念は簡単な問題を繰り返し解いて身に着けさせるのが必要になってきます。
数字の羅列だけだと理解するのが難しいことが多いので、物を使って教えていくといいでしょう。
例えば「1+1=2」ということを教えるのに「りんごが一つ、りんごが一つ、一緒になると二つになる」と具体的に見せて教えると理解しやすいです。
躍起になって難しい問題をやらせようとするのは逆効果です。
時間はかかりますが、しっかり着実に基礎を教えていって苦手意識を薄くしてあげることが必要です。
「周りの子から遅れてしまう」という焦りが生まれるかもしれませんが、難しい問題をやらせてしまうと「どうしてできないの?」と親のほうが思ってしまうので、焦る気持ちを抑えて簡単な計算問題を繰り返しやっていきましょう。
4.最後に
学習障害は本人がどう見えているのか分からない部分があり、本人も説明が難しく自分がどう見えているのかを伝えられないのでもやもやしていることが多いです。
細かくヒアリングしてどう見えているのか、どんな支援が子どもに向いているのかをしっかり把握していくことが大切です。
ひのきあすなろでは、お子さんの特性に合わせ、様々な分析やアプローチをしながら、お子さんの苦悩に寄り添い、適切な学習方法を探しながら指導を行っていきます。
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地道で長い道のりですが、諦めずに子どもと一緒に頑張っていきましょう。
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