【年代別】発達障害の子どもの教育のポイント
発達障害の診断を受けたお子さんをお持ちの親御さんが悩みがちなことの1つに、教育があります。
子どもは保育園や幼稚園の後、小学校・中学校・高校とさまざまな教育を受けながら成長していきますが、発達障害がその過程にどのような影響を与えるのか不安に思う方も多いでしょう。
そこで本記事では、発達障害の場合どのような教育を行っていけば良いのか、子どもの年代別に押さえておきたいポイントを解説します。
0~3歳の教育のポイント
この年代は発達障害はあってもまだ特性がはっきり表れず、発達障害であること自体に親など周りがなかなか気づかないことも珍しくありません。
また、乳児から幼児へと成長する途上ということもあり、発達障害の特性なのか定型発達の範囲内のことなのか、医師もはっきり判断ができない場合もあります。
何か顕著に特性が現れていれば明確な診断が出ますが、「~の疑い」「経過観察」など、はっきりしないこともしばしばです。
この年代で大切なのは、もし何か発達に関し気になることがあればそのままにせず、取り敢えず行政や病院などに相談することです。
発達に関し支援が必要と判断された場合、療育機関の紹介などをしてもらうこともできます。
4~6歳の教育のポイント
幼稚園や保育園に就園する子どもが増える年代です。
成長が進んで、発達障害の特性が顕著に表れ始める年代でもあります。
療育支援などを継続的に受けながら、子どもの特性にマッチした園を探すことが大切です。
この年代の先には小学校入学があります。
小学校では、通常級に通うほか、支援級に通うという選択もあります。
この年代にどのような成長をしていくかで、就学時のクラスの選択にも影響してくるでしょう。
発達障害として、集団行動になかなかなじむことができなかったり、ほかの子どもと同じような行動をとれなかったり、特性はさまざまあります。
そのような特性を理解し、配慮してくれる園が望ましいでしょう。
発達障害の子どもに対するサポートの内容や支援の習熟度は園によって異なります。
また、幼稚園と保育園、どちらの方が子どもにマッチするかも各個人によるため、見極めが重要です。
7~15歳の教育のポイント
小学校・中学校に通う年代です。
幼稚園や保育園と異なる生活環境になり、ルールや集団行動などがさらに複雑になります。
そのため、園では何とか過ごせていても、学校の授業となるとなかなか適応できないというケースも発生する可能性があります。
例えば授業中に自分の席に座っていられず立ったり騒いだりしてしまう、遅刻や忘れ物が多い、こだわりが強く集中にむらがあるなど。
また、交友関係も複雑化していき、なかなかほかの子どもたちと上手くコミュニケーションをとれず孤立感を感じることも。
そのほか、学習の遅れなどが発生する場合もあります。
この年代の教育で大切なのは、子どもの発達障害の度合いや特性に適した就学の形を見つけることです。
発達障害の子どもが通うクラスの選択肢としては、通常級・支援級・通級が考えられます。
通常級は定型発達の子どもが通うごく一般的なクラスです。
発達障害の特性がそれほど強く出ておらず、ある程度のサポートで授業を受けられそうであれば通常級に通うことも可能でしょう。
支援級は特別な支援が必要な子どもが通うクラスです。
少人数制で子どもの特性に合わせたよりきめ細やかな授業を受けられます。
通級は基本的に通常級に通い、週数回ほどのペースで支援級に参加するというスタイルです。
どのようなクラスで学習を進めるかは発達障害の親御さんの多くが悩むところ。
集団と少人数どちらの方が子どものペースに合っているか、どの程度の支援が必要なのか、今後の進路はどのようなイメージなのかなどを踏まえながら、考えるのが重要です。
また、支援級を選ぶ場合も、一般的な小学校の中の支援級と、特別支援学校の選択があります。
なお、このような支援の状況は小学校によっても体制や習熟度合いが異なります。
就学については家庭の中での相談はもちろん、自治体にも相談などを行いましょう。
16歳~の教育のポイント
この年代になると子ども自身も自分の特性を理解し、どのような環境が自分に適しているかを考えるようになってきます。
高校の場合は全日制のほか、通信制などもあり、選択の幅が広がるため発達障害の子どもにとっては自分の特性にマッチした環境を選びやすいとも言えるでしょう。
小学校や中学校と異なり、高校は義務教育ではないため、出席日数や成績の状況によっては進級・卒業ができない場合も。
これらの点に不安がある場合は、より自由度の高い通信制を選ぶのも1つです。
例えば集団の中にいるのが苦手、じっと座って授業を受けるのが苦手などの特性があっても、通信制なら通学の頻度や学習スタイルを自分で選べるため、マイペースに学校生活を送れます。
また、高校卒業の進路を視野に入れることも大切です。
大学・専門学校・就職などさまざまな進路があるので、自分の得意を活かせるような進路は何かという観点で考えてみると良いでしょう。
まとめ
各年代によって発達障害の特性の表れ方は異なります。
そして年代ごとに就園・就学の環境も変わるため、自分の子どもにはどのような環境・支援が必要か、親が見極めサポートする必要があります。
ぜひこの記事を参考に、各年代の教育のポイントを押さえ、我が子の学びや成長をどのように支えていくか考えてみてください。
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