発達障害と診断。通常学級か特別支援学級・特別支援学校どちらを選べばいいの?
”「通常学級と特別支援学級・特別支援学校は何が違うの?」
「通常学級と特別支援学級、どうやって選べばいいのだろう?」”
通常学級にするべきか、特別支援学級や特別支援学校に通わせるべきかとても悩むと思います。
お子さんにとって、一番良い環境を選びたいですよね….
ここでは、発達障害と診断された場合、進学先はどのような選択肢があるのかということを解説しています。
それぞれの特徴やメリット・デメリットを紹介しているので、参考にしてみてください。
選択肢は?
選択肢はどのようなものがあるのでしょうか?
- 通常学級・普通学級
- 通級指導教室
- 特別支援教室
- 特別支援学校
上記の4つがあります。
それぞれの教室・学校に入れる対象者が決められています。
特別支援学校の対象者
①弱視者
②難聴者
③肢体不自由者
④病弱・身体虚弱者
⑤知的障害者
特別支援学級の対象者
上記の①~⑤に加えて
⑥言語障害者
⑦情緒障害者
⑧自閉症者
通級指導教室の対象者
上記の①~④、⑥~⑧に加えて、
⑨学習障害者
⑩注意欠陥多動性障害
障害の判断基準の詳細は、文部科学省が出している「障害のある子供の教育支援手引き」で確認してみてください。
通常学級・普通学級とは?
どのようなところ?
一般的なクラスで、地域にある学校のクラスです。1クラス30~40人程度で構成されています。
大勢の同級生と共に、学校生活を送ることができます。
公立校の通常学級では、特性や困りごとがある子には授業中に配慮するよう義務化されています。
ただ、先生は専門の方ではありません。適切な支援を行うことができない可能性もあります。
メリット
- 多くの同級生と交流できる
- 社会生活と同じような環境で過ごせる
- 集団で物事に取り組む経験ができる
- コミュニケーション能力を育める
デメリット
- 授業についていけない可能性がある
- 先生や周りの理解が足りない場合がある
- 他のクラスよりも支援が手厚くない
- クラスになじめない可能性がある
- 周りの子とギャップを感じ、苦しむ可能性がある
通級指導教室とは?
どのようなところ?
障害による学習上・生活上の困難の改善・克服を目的とした指導を受けることができます。
通常教室在籍しながら、週に数回程度通級指導を受けるという仕組みです。
比較的障害が軽度の児童を対象としています。
普段は、通常学級で授業を受けます。週に数回程度、通級教室に通います。
お子さんの課題に合わせて、お子さんに必要な指導をしてくれます。
障害や特性に合わせて、学級がわけられています。
そのため、お子さんが通う学校に、通級指導に対応していない場合があります。
その際は、通級指導をしている他の学校に通う必要があります。保護者の方の送迎が必要になるかもしれません。
メリット
- 障害、特性にあった指導を受けれる
- 生活面の指導・支援も受けれる
- 多くの同級生と交流ができる
- 集団で物事に取り組む経験ができる
- コミュニケーション能力を育める
デメリット
- 他の学校に通わなければいけない可能性がある
- 地域によっては、通級指導教室に通えない
- 通常学級と通級指導教室の往復でストレスを感じる可能性がある
特別支援学級とは?
どのようなところ
障害のある児童を対象にした、少人数の学級です。1クラス8人以内で構成されます。
学校によっては、クラスに1人という可能性もあります。
学年ごとではなく、障害種別に学級がわけられています。
通級指導教室とは違い、特別支援学級に在籍という形になります。
教育課程は、小・中学校のものを基本として、特別の教育課程を編成することが認められています。
障害による学習上・生活上の困難を克服するための自立活動が取り入れられています。
他にも、学習目標・内容を下学年のものに変更する、各教科を支援学校のものに替えることができます。
また、お子さんが通う学校で対応してくれるので、他の学校に通う必要はありません。
ただ、特別支援学級では、通常学級と評価基準がことなります。内申点の評価方法などが変わってきます。
内申点が評価されないというケースもあるので、事前にしっかりと確認しておくといいと思います。
進路が狭まる可能性があるので、注意が必要です。
メリット
- 障害に対して理解のある先生にみてもらえる
- 安心して過ごすことができる
- 特性に応じて、柔軟にカリキュラムを組んでくれる
デメリット
- 普通学級の生徒と関わる機会が少ない
- 学習内容に偏りが生じやすい
- 進路の幅が狭まる可能性がある(特に中学生)
- 集団で物事に取り組む経験ができない
特別支援学校とは?
どのようなところ?
心身に障害のある子供が通う学校です。比較的重度な障害の児童が対象となります。
幼稚部、小学部、中等部、高等部があります。
幼稚園、小学校、中学校、高校に準じた教育に加えて、自立に向けた知識・技能を学ぶことができます。
学校全体が特別支援教育を行っています。ほかの3つに比べて、支援が手厚く、充実しています。
障害に対して高度な専門知識をもった方が指導・支援をしてくれます。
進学や就職に関する情報が豊富で、支援も充実しています。
保護者に対しての支援もあります。
小・中学校などとは、学習指導要領が異なります。
様子にあわせて、通常学級の学習指導要領と組み合わせながら進めていことも可能です。
メリット
- 専門知識を持った先生が指導してくれる
- 進学や就労の支援が充実している
- 支援が手厚く、充実している
デメリット
- 入学手続きが複雑
- 同年代の子との交流する機会が少ない
最後に
通常学級、通級指導教室、特別支援学級、特別支援学校、それぞれの特徴や強み、メリット・デメリットがあります。
選ぶうえで一番大事なことは、お子さんの意思を尊重してあげることではないでしょうか。
お子さんの障害や特性を理解したうえで、お子さんにとって一番良い環境を選んであげてください。
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