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あなたはディスレクシアを知っていますか?

皆さんは「ディスレクシア」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

日本語では「難読症」や「識字障害」などと訳され、知的に問題はないものの読み書きの能力に著しい困難を持つ症状を指します。具体的には、文字が反転して見える、文字がひどく歪んで見える、文字が見えていても脳に正しく認知できないなどの症状が挙げられます。

残念なことに、日本ではこの症状の存在自体がほとんど知られていません。

目次

本人が絶対に自覚して認識できるものでもない

実際の指導の場において、この生徒はもしやディスレクシアではないかと感じることは数多くありました。

例えば、ある中学生の男子生徒の場合。
まず最初におかしいのではと気づいたのは、問題を音読させていた時でした。
彼が問題を読み上げると、とにかく単語が「飛ぶ」のです。さらに、単語どころか行自体も1~2行飛んでしまうのです。そのため、たった3~4行程度の数学の問題ですら全く間違えずに読み上げることは一度もできませんでした。
また、英語では全部合わせても5行に満たない問題を読み終えるのに3分以上、ひどいときは10分以上かかっていました。

よく観察してみると、一度読んだはずの文に何度も何度も戻ることの繰り返しで、視線が完全に迷子なのです。非常にデリケートな問題なので、「印刷が薄くて読みづらいかな?」のようにそれとなく尋ねてみるのですが、本人はとにかく「大丈夫です」「ちゃんと読めてます」の一点張りです。
この一方で、数学の計算のような視線が集中するタスクはテキパキとこなします。計算スピードなら他の生徒よりも速いくらいです。そう考えると、能力そのものに問題はあるのではなく、「文字列を捉える」という点にだけ問題が発生している線が濃厚です。

学習に支障が出ているため、保護者にも「もしかして強度の乱視では?」と少しぼかしながらそれとなくご連絡しました。
それを受けて眼科で検査を受けていただいたのですが、結果は「異常なし」というものでした。

また、別の生徒でひとりだけ症状を自覚している男子生徒がいました。

彼は「視界の端っこだけ文字が歪んで見える」のだと打ち明けてくれました。
視野の中心部は普通に見えるので文字列は普通に読めるのですが、視線を視界の端に寄せると歪みがあるため少し読みづらいらしいのです。そこで彼は視線ではなく、顔自体を動かしてできるだけ文字が視野の中心に持ってくるように自ら工夫を編み出して対処していました。

彼のように、自分で気づいて自らの力で工夫し対処することができている生徒は本当にレアな事例で、ほとんどが自覚も無いまま、ただ苦しんでいるのではと考えます。

こういった子どもたちには、ディスレクシアであることに周囲の人間が気づき、適切なケアや工夫を与えることが必要です。しかしながら、現状を見る限り、何の対処もなされないままに子どもたちが放置されているように思われます。
そこには大きく分けて2つの問題があります。

ひとつめは、専門家であるはずの眼科医でもこの障害についてほとんど知らないという驚きの事実です。
眼科医になるために医学部で修めるカリキュラムの中にはこのディスレクシアは含まれていないのです。ですから、眼科医の方に「ディスレクシア」と言葉を出しても、よく分からないというのが正直なところだといいます。現状では、これらに対して何か特別に関心があって、個人的に勉強された眼科医の先生がかろうじて知っている程度なのです。

最初に例に挙げた生徒が眼科を受診しても「異常なし」と診断された背景はこの辺りにあります。

遅れている日本の現状

もうひとつは、日本において「ディスレクシア」という問題がほとんど認知されていないということです。

学校側も、保護者側も、そして社会全体もこの問題に苦しんでいる子どもたちがいるという共通認識が全く無いのです。そのため、ディスレクシアに苦しむ子どもの多くが誤って「LD(学習障害)」と判断されてしまい、全く方向違いのケアを受けているのではと指摘する声もあります。「ディスレクシア」と「LD」では対処法がかなり異なりますから、間違ったやり方で対処すると改善するどころか悪化する場合もあるのです。

保護者もどうしてよいか分からない、学校に相談しても担任も養護教諭もディスレクシア自体をよく知らないというのが今の現状なのです。

この点に関しては、やはり欧米が格段に進んでいます。
国内にはディスレクシアを専門とする医師が何人もいますし、学校ではディスレクシアの子ども向けに特別に工夫された教材も導入されているほどなのです。
それに反して、日本ではようやくごく一部の大学や研究機関でディスレクシアの研究とそれを学習に応用できないかという模索が始まったところで、他の国に比べて大きく後れをとっているのが日本の現状なのです。

日本での研究が実を結ぶのはおそらくずっと先のことであり、その間のディスレクシアに苦しむ子どもたちは放置され続けるのではないかというのが現段階において非常に懸念されている点であるのです。

まとめ

日本においてディスレクシアを抱える子どもたちを取り巻く状況には厳しいものがあります。

かといって、何もせずに手をこまねいているわけにはいかず、専門医、学校、保護者、そして日本社会全体が少しずつでも理解を広めていくしかありません。

そうやって周囲の理解と適切なケアが当たり前のものになれば、ディスレクシアに苦しむ子どもたちに全く違った可能性や将来を与えられるのではないでしょうか。

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