英検や漢検はとったほうがいいのか

漢検や英検ってよく聞くけど、実際役に立つのかと疑問に思っている方もいらっしゃると思います。
そこで、ここでは、漢検・英検をとると良いことやどのようなところで役に立つのかを紹介していきたいと思います。

どのようなときに役立つのか？

高校・大学受験に役立つ

高校・大学受験では点数加算や合否判定の考慮・参考にされる学校が多くあります。特に英検では、○○級以上で満点換算される学校もあり英語の受験をしなくてもいいケースもあります。私立高校では細かく基準が記されているところが多いので、一度志望校の情報を調べてみるといいと思います。

漢検、英検の２級くらいまでは日常的に役立つものが多く、勉強をして損をすることは絶対にありません。英検では問題形式や出題される単語などが高校・大学受験と似ています。英検の勉強をすることで、定期テストや受験勉強にも役に立ちます。
また、漢検では高校受験であれば３級、大学受験であれば準２級程度あれば、定期テストや入試に出てくるほとんどの漢字の読み書きができるようになります。
少しでもいいから合格可能性を上げたい、成績を上げたいという方は受験されるといいと思います。

日々の生活に役立つ

漢字は日本に住んでいる間は頻繁に使用する思います。パソコンやスマホが復旧して手書きをする機会は減りましたが、変換をする際に正しい漢字を選ぶのは自分たちです。文章を読むときも漢字の読み方や意味を知っていないと理解できません。漢字学習をすることは日常生活でも役に立つ思います。
グローバル化が進んでいく中で英語の重要性も増してきました。文法や筆記だけでなく話す能力も必要になってきました。英検は試験にスピーキングのテストがあるので、とてもよい練習になると思います。

日々の学習の目標に

受験をするからには合格したい！という気持ちがあると思います。受験の日までにこれだけの範囲を頑張って勉強するぞという明確な目標ができるため、やる気が出るのではないでしょうか
特に中学１年生や２年生の方は模試などを受ける機会が少ないと思います。学習の目安がなく、どのように学習を進めていけばいいか決めれられないという方は、一度受験をしてみることをおすすめします。

どのようなときに役立たないのか？

受験を目前に控えている方

高校受験を目前に控えている中学３年生の方は、今から受験をするのは得策とは言えません。
志望校の基準でとっておいたほうが圧倒的に受験に有利という場合は受験されるといいと思います。そこまでのメリットがないのであれば、定期テストや受験対策の勉強に時間をあてたほうが合格に近づく可能性が高いです。
時間に比較的余裕がある中学１，２年生の間に受験することをおすすめします。

国外での使用

英検は日本以外の国ではほぼ認知されいません。そのため、海外への進学や留学を希望されている方は、英検の資格だけでは評価されないことが多いです。ＴＯＥＩＣやＴＯＥＦＬなどの世界的に認知されている資格の方が必要になってきます。

就職活動のとき

皆さんにととってはまだ関係のない話だとは思いますが、就職活動の際に英検が役に立つのかを紹介したいと思います。
就職活動においてアピールできるのは漢検・英検ともに２級以上だといわれています。
ただ、高校受験については英検の方が役に立つことが多いですが、就職活動においてはTOEICという試験スコアの方が重視される傾向にあります。
英検は学生向けで受験英語、TOEICは社会人向けで実用的という印象があります。そのため、就職活動においてはTOEICのスコアを求められることのほうが多いです。
TOEICはスコアの効力の期間がありますが、英検の資格は永久資格です。高校受験においては、英検の方が使われています。高校、大学と進学した際にどちらの試験を受けたほうがいいのかなどを考えてみるいいと思います。中学生の方が受験するのであれが英検をおすすめします。

最後に

漢検・英検の勉強をすることは基礎学力の向上につながります。また、勉強をする機会にもなります。
就職活動においてはＴＯＥＩＣなどの資格のほうが重視されることが多いですが、英検でもＴＯＥＩＣでも求められる基本的な部分は同じです。漢検・英検の勉強をすることで損をすることはありません。
漢検や英検の資格をもっているということは自信にもつながると思います。「なにか目標があると勉強が頑張れる」、「志望校は漢検・英検をとると優遇される制度がある」という方は、一度受験されてみてはいかがでしょうか。