MENU
ひのきあすなろの指導
  • 小学生への指導
  • 中学生への指導
  • 高校生への指導
  • 発達障害サポート
  • 不登校サポート
  • お悩みに合わせた解決法
ひのきあすなろの特徴
  • 体験授業について
  • 選ばれる理由
  • 対応エリア
  • 安心サポート
  • よくあるご質問
  • 塾と家庭教師の違い
ひのきあすなろをもっと知る
  • 体験授業のお申込み
  • 資料請求のお申込み
  • キャンペーン一覧

誰も教えてくれない!算数と数学のギャップ

小学校で習う「算数」と中学生で学習する「数学」ですが、いったいどこがどのように違うのでしょうか。

一番多く返ってきそうな答えが「算数をもっと難しくしたものが数学」なのではないかと思います。
しかしながら、この答えはまったく間違っているとも言えませんが、正解にはかなり遠いと言わざるを得ません。言葉の定義はさておき、現実的な問題として、小学校から中学校に上がる際にこの「算数」と「数学」の違いを上手く認識できないために苦しむ生徒が多いのです。

そこで今回は、この2つの教科名の間に潜んでいるギャップによって引き起こされる「学習のつまずき」について考えてみたいと思います。

文部科学省 学習指導要領「生きる力」

http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/index.htm
目次

バラバラな項目を寄せ集めた「算数」

それでは、先述の「算数」と「数学」の違いについてもう少し掘り下げて考えてみましょう。
この2つの教科名の違いは、サッカーというスポーツに例えてみると分かりやすくなるかもしれません。

まず、「算数」はサッカーにおいて何に相当するのか。それは「リフティング」や「ドリブル練習」や「シュート練習」といったバラバラなのサッカースキルの寄せ集めに近いものがあります。
例えば、「リフティング1000回できます」とか「ドリブルで3人は余裕で抜けます」と豪語する天才サッカー少年の話はよく聞きます。

しかし、それだけをもって「優秀な選手」や「活躍できる選手」であると言えるでしょうか。
また、それらのスキルだけで実際の試合においてゲームを組み立てることができるでしょうか。

考えながら活用していく「数学」

これに関しては、面白い逸話があります。

とあるドイツ人の有名なサッカー選手が来日した際、日本のテレビ局がある企画を立てました。
それはリフティングの回数の日本記録を持つ小学生を呼んできて、その華麗なる技術を見てもらおうというものでした。その小学生は見事なリフティングを披露し、調子づいたテレビ局のスタッフがこう言いました。
「どうでしょう、この子ならすぐにでも海外リーグで活躍できるのでは?」
しかしながら、ドイツ人サッカー選手から返ってきた言葉は冷静で辛辣なものでした。
「いや、この少年のやっていることはただの曲芸だ…」

この逸話は「算数」と「数学」の間に存在する、見えない大きなギャップを言い当てているかもしれません。

つまり、サッカーの試合で求められるのは、単にバラバラのスキルを上手く統合してそれらを実際の試合の中で「考えながら」活用していく能力です。この高度な統合能力が求められる点こそが「数学」にもピタリと当てはまるのではないかと思います。

しかし残念ながら、このギャップがあることに気づけないで小学校から中学校に上がる際に大きくズッコケてしまう生徒は意外に多いのです。

計算が速いだけじゃ「数学」は成り立たない

実際に私が見てきて生徒の中にも、このような子は数多くいました。

例えば、ある男子生徒は小学校で無類の「計算スピード王」として名を轟かせ、本人も周囲も当然、中学生の数学で大活躍するものと思い込んでいました。

確かに、中学1年生の2学期半ばくらいまではそれなりの数学の成績でしたが、中学2年生以降はみるみる下降していき、中学3年生になるともはや「普通の子」レベルに落ち着いてしまいました。

彼は、単なる「計算が速いだけ」の人だったのです。

まあ単純な計算問題は確かに強かったのですが、設問を読んで物事を論理的に組み立てたり、複数の事象を分析して統合するような問題ではサッパリでした。特に、単なる計算問題に終わらない中学2年生の「1次関数」や「図形の証明」では大苦戦を続けました。

にもかかわらず、生半可に小学校での活躍が成功体験として残っていたため、彼は自分のやり方を曲げませんでした。何度指導しても「自分は計算が速いからすごいんだ!」と言わんばかりです。

これを自転車に例えると、他の生徒たちはとうの昔に補助輪を外して自分のバランス感覚で自由に走り出しているのに、彼だけがまだ補助輪を付けたままで汗だくになりながら必死にペダルをこいでいるような状況です。

なんとかしてあげたかったのですが、小学校の頃に身に付いた強固な悪癖を引き剥がすことはできませんでした。

ギャップへの意識

このような悲劇を繰り返さないためにも、小学校から中学生をつなぐ指導はとても重要になります。

例えば、小学校高学年の担任の先生には「計算コンテスト」や「計算スピード競争」のような単純スキルの反復だけでなく、計算過程をじっくりと書かせたり、解答に至るまでの過程を生徒自らの口で説明できるような指導を増やしてほしいものです。

もし小学校での指導が計算スキル中心ならば、学校だけに頼らずにご家庭で文章問題などを補充する必要があります。
また、中学校の先生、特に中1を担当される先生はこのようなギャップが存在することを強く意識していただき、やはり計算一辺倒ではない指導を心がけていただきたいと願います。

まとめ

「算数」と「数学」の間に潜むギャップは思ったより大きくて、ある意味「命取り」になりかねない問題です。

そんなギャップの存在に、生徒本人が気づいて改善すれば一番良いのですが、現実には難しいものです。
そのような場合は、学校や保護者を含めた周囲の大人ができるだけ早く対処してあげなければなりません。

いったん算数と数学のギャップでつまずいてしまうと、さらにその先の高校や大学でのハイレベルな数学のみならず物理・化学といった他教科にまでもたどり着けなくなってしまうのですから。

試してみよう!無料の体験授業実施中!

ひのきあすなろでは、無料の体験授業を実施しています。
ぜひ具体的な指導の様子を知る際に、ご活用ください!
体験授業の日程は相談頂けるので、忙しいお子さんにもぴったりです。

  • 「なかなか勉強をしてくれない」
  • 「ニガテを克服させたい」

など、勉強に関するあらゆるお悩みをアドバイザーが解決致します!
家庭教師を検討している方、勉強に関するお悩みをお持ちの方、塾からの乗り換えを考えている方など、どんなお子さんもOK!
入会するかは、体験授業の後、じっくりとご家族でご相談いただければけっこうです。
まずは、お気軽に「無料の体験授業」で勉強に関する悩みについてアドバイスをうけてみませんか?

体験授業についてはこちら

  • URLをコピーしました!

ひのきあすなろが実施する学年別の指導法

ひのきあすなろの指導では、勉強のやり方や習慣作りの指導から受験対策まで、お子さんの目標に合わせたカリキュラムを組んで指導をさせて頂いております。
ひのきあすなろが勧める勉強法は学年別・目的別に以下のページにて詳しくご案内させていただいています。

対面指導・オンライン指導から選べる指導法

家庭教師のひのきあすなろでは、対面指導・オンライン指導の両方に対応しています。

対面での指導が難しい地域にお住まいの方や、感染症への感染リスク軽減などで対面指導が難しい場合などでも、指導を続けられる体制を整え、お子さんの学びがとまらないよう制度を整えて、指導を行っています。

家庭教師のひのきあすなろは対面指導とオンライン指導の両方に対応!ご希望に合わせ対面・オンラインからお選びいただけます。オンライン指導なら全国どこでも指導可能です。

 選べる2つの指導法について詳しく見る

無料の体験授業を実施中

家庭教師のひのきあすなろでは、無料の体験授業を実施しています。
小学生のお子さんには、一人で勉強する時の基本的な勉強の進め方や、予習復習のやり方など、勉強習慣を身に付け正しい勉強方法を身に付けていけるようなアドバイスをさせて頂きます。

小学生のお子さんは、まだまだ親御さんがサポートしてあげることが必要となることも多い年ごろです。お子さんが勉強面で悩んでいるようならば、試しに無料の体験授業にお申込み下さい。
体験授業では、指導豊富なスタッフがお子さんから今のお悩みや不安などを引き出し、解決に導いていきます。

家庭教師のひのきあすなろでは、体験授業(0円)を実施中です。
お気軽にご相談ください

家庭教師のひのきあすなろのお電話でのお問合せボタン。タップで電話がかかります。フリーコール01201-100-149。受付時間10:00~20:00、土日祝も受付中です。

家庭教師のひのきあすなろの体験授業に申し込みフォームボタンです。

家庭教師のひのきあすなろの資料請求のお申込みフォームボタンです。

ひのきあすなろについてもっと知る

目次