【中学1年生英語】名詞・冠詞・代名詞④ it の用法編
こんにちは!今回は、中学1年生で学習する「名詞・冠詞・代名詞」について解説していきます。
名詞・冠詞・代名詞のシリーズは全部で5回あります。本日はその4回目のit の用法編です!
これを読むことで少しでもお力になれたら嬉しいです。
文部科学省 学習指導要領「生きる力」
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/index.htm
it について
「it 」は代名詞の1つで、文中の語や句、節を代わりに指す際に用いられます。
「それ」という意味で訳され、日常会話でもよく使われるような有名な単語となります。
例)I eat a potato.
(私はポテトを食べます。)
↓ 代名詞「it」を使うと‥‥
I eat it.
(私はそれを食べます。)
代名詞は主に「主格」「目的格」「所有格」の3つが良く使われているということを、前回の代名詞編で説明したと思いますが、今回で学んでいく「it」は、「所有格」のみ形が変化します。その場合の意味は「その~」となります。
- it – its – it
●主格
文中や語句の中で名詞・代名詞などが述語に対して、その作用・性状の本体を表しているときに示す格のことで、日本語で言うと「は」のことを指します。
例)It is a boy.
(それは男の子です。)
●目的格
文中にある語句が動詞の目的語であることを示す格のことで、日本語で言うと「を」や「に」のことを指します。
例)He likes it.
(彼はそれが(を)好きです。)
●所有格
文中にある語句に対して誰かの所有するもの・存在を示す格のことで、日本語で言うと「の」のことを指します。
例)Misaki is its group.
(ミサキはそのグループにいます。)
it の用法
上記の例文のような使い方以外でも、曜日や月日、時刻などの質疑応答の文に用いられる場合があり、これを「特別用法」と言います。
その際は、曜日や月日、時刻などの単語が一緒に使われるため、単語の発音やスペリングなどをしっかりと覚えて、「it」と一緒に使い分けられるようにしましょう。
例)It‘s Monday today.
(今日は月曜日です。)
例)It’s two o’clock now.
(今は2時です。)
【ポイント】
曜日や月日のたずね方には色々あり、「it 」を使わない文もあります。
テストなどでどう尋ねられても良いように軽く覚えておきましょう。
●曜日
- What day of the week is today?
- What day of the week is it today?
●月日
- What day of the month is today?
- What day of the month is it today?
- What date is it today?
また、「いつ〜ですか」と日付などをたずねる文では、疑問詞「when」が用いられます。
例)When is your birthday?
It’s May 3rd.
(あなたの誕生日はいつですか。5月3日です。)
例)When do you play soccer?
(I play soccer) On Sunday.
(いつサッカーをしますか――日曜日です。)
以上の要点を押さえて例題に挑戦してみましょう。
例題 ()内から適語を選び、文に当てはめなさい。
(1) 今何時ですか。
What ____ is ____ now?
(2)5時です。
____ is ____ ____.
(3)12時42分です。
____ is ____ ____.
(4) 今日は木曜日です。
____ is ____ today.
(5)9月8日です。
____ is ____ ____.
【答え】
(1) time / it
(2) It / five /o’clock
(3) It / twelve / forty-two
(4) It / Thursday
(5) It / September / (the) eighth
問題の解説
(1)※ What「何~」
(2) It is seven. でも答え方としては合っているが、問題の空所の数から「o’clock」を入れないといけないことがわかる。
(3) 端数をつけるときは1の位と10の位の間にハイフンを入れる。
(4) What day is (it) today? という問いに対する答えの文。
Today is〜.で答えてもよいが、文末にも today が あるので文の先頭は「it」に置き換えて、It is〜の文にする。
(5) What is the date today? という問いに対する答えの文。
※日付にthe を入れるのは主にイギリス英語。
it を使う文についての補足
スペリングのまちがえやすいものは何度も練習して確実に覚えられるようにしましょう。
特に曜日と日付のスペリングを間違える人が多いため、注意が必要です。
■ポイント
【数】
下記のような10の位と20~の位とのスペリングの違いでミスが起きやすいです。
- 14 = fourteen
- 40 = forty
【序数(日付など)】
- one(1) → 1st
- two(2) → 2nd
- three(3) → 3rd
- four(4) → fourth
- five(5) → fifth
- six(6) → sixth
- seven(7) → seventh
- eight(8) → eighth
- nine(9) → ninth
- ten(10) → tenth
- eleven(11) → eleventh
- twelve(12) → twelfth
- twenty(20) → twentieth
- thirty(30) →thirtieth
※1,2,3以外は語尾に「th」がつく。
【曜日】
・大文字で書き始める。
・カレンダーや歌などでスペリングや発音を確認するとよい。
例)Monday is the second day of the week.
(月曜日は週の2日目です。)
※英語では1週間を日曜日から始める。
- Sunday(日曜日)
- Monday(月曜日)
- Tuesday(火曜日)
- Wednesday(水曜日)
- Thursday(木曜日)
- Friday(金曜日)
- Saturday(土曜日)
【月】
・大文字で書き始める。
・アクセントの位置を確認する。
※9月〜12月までの単語は、第2音節(berの前)に発音のアクセントを置く。
- January(1月)
- February(2月)
- March(3月)
- April(4月)
- May(5月)
- June(6月)
- July(7月)
- August(8月)
- September(9月)
- October(10月)
- November(11月)
- December(12月)
以上、最後までご覧いただきありがとうございました!
ぜひ参考にしてみてください♪
次回は「代名詞⑤ 確認問題編」です。代名詞シリーズの総復習問題を出題しているので解いてみてくださいね。
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