【LDのお子さん向け】諦めないで!君にはこんな仕事が向いているはず!
”「どんな仕事ができるのか・・・・」
「どの職業が向いているのか・・・・」”
LDの方だけではなく、発達障害のある多くの人は、「向いている仕事」「向いていない仕事」というものが一般の人よりもはっきりと出やすい傾向があります。
そのため、仕事選びには慎重になってしまいますよね。
そこでここではLDの方がどのような職業が向いているかを障害特徴を踏まえてお伝えしていきたいと思います。
向いている仕事は必ずあります!
LDとは?
LDとは学習障害(限局性学習症、Learning Disability)を表し、読み書き能力や計算力など算数機能に関する、特異的な発達障害のひとつです。
主な特徴は3つあります。
- 「読字障害」
- 「書字障害」
- 「算数障害」
LDは的確な診断・検査が必要で、一人ひとりの認知の特性に応じた対応法が求められます。
学習障害は、本格的な学習に入る小学生頃まで判断が難しい障害です。
特定の分野でできないことを除けば発達の遅れは見られないため、「がんばればできる」と見過ごされることが多いです。
LDの特徴
読字障害
字を読むことに困難がある症状です。読字障害は学習障害と判断された人の中で一番多く見られます。
読字障害があると、結果として文字を書くことにも困難を感じる場合が多いため、読み書き障害と呼ばれることもあります。
また、文章を読むのがたどたどしく、文章の内容(あらすじ)をつかんだりまとめたりすることが難しいです。
書字障害
文字や文章を書くことに困難が生じる症状です。決して字が全く書けないわけではありません。
書字障害の人は、自分でも文字を正確に書いているつもりなのに鏡文字になってしまうなど、文字を書くという動作が苦手です。
また、考えた内容を書いて表現することが難しいです。
算数障害
数字そのものの概念や数量の大小、図形や立体問題の理解が難しい症状です。
数字に関する能力にのみ障害がある人が多いため、算数の学習を始めてから発見される場合がほとんどです。
視覚認知の機能が弱く、数字を揃えて書く、バランスを考える、文字間の距離感を取るなどが苦手です。
LDの強み
視覚情報での表現が得意
文字、数字が読めないことで処理したり、伝えたりすることが苦手な時に行きつきやすいのが「視覚情報」です。
学習障害を持っている方は、良い意味で「言葉や文章に依存しない」ことが多いのです。
だからこそ一目で分かるグラフやイメージを表示して、シンプルな形で伝えることが出来ます。
物事をシンプルに考えられる
一般的に文字や数字に抵抗がなければ、それに関連付けて思考をつなげていくことができます。
しかし、時にそうして考えすぎることで、柔軟な発想ができないことがあります。
この、「記号」でとらえられるものが多いこそ、シンプルな発想に辿り着きやすいのではないでしょうか。
独特な捉え方、発想ができる
学習障害で文字や数字を覚えるのに苦労されている方は多いです。
だからこそ、同じものでも「覚えるプロセス」が違ってくるのです。
そのため、他の人と異なる発想に辿り着ける可能性も高くなります。
LDに向いている職業
LDの方は、人によって、全体像を把握したり視覚的に把握したりすることが得意な傾向にあります。
例えば、次のような職業が向いていると考えられます。
- デザイナー
- アニメーター
- カメラマン
- 役者
- イラストレーター
LDの方は他の人とは異なる感性や感覚を持っていることも多く、他の人が思い浮かばないようなアイデアが閃くことがあります。
そのため、独創的なアイデアを多く求められる仕事において強みを発揮します。
LDに向いていない職業
LDの方に向いていない仕事を一概にいうことはできませんが、自分の特性を理解せず、苦手とする業務がメインとなる仕事を選んでしまうとミスが目立ち、精神的な負担がかかってしまいます。
例えば、読み書きが苦手な方がライターなど文字を書く仕事をすれば苦痛になってしまいますし、
計算を苦手とする方が、計算メインの経理などに就けばミスが目立ってしまいます。
自分の特性をしっかりと理解し、苦手とする業務がメインにならない仕事を選ぶことが大切になってきます。
向いている仕事は必ずある!
紹介してきた通り、向いている仕事は必ずあります!
LDは障害の中でも知的発達に遅れがない分、他人には障害であることが理解されにくい場合があります。
しかし、自分の障害特性を理解する事で、周囲の人に伝えやすくなり、必要な配慮をしてもらいやすくなります。
自分の特性を理解し、自分がやりたいと思う仕事ができると良いですね!
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