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ASDが考える、お子さんの育て方

※この記事はエッセイ記事なので、個人の感想によって作られています。そのため、主観的な感想等が散見されますので予めご了承下さい。

目次

私が思う、ASDとは

私自身がASD(自閉症スペクトラム)です。好き嫌いが非常に激しく、曖昧さが理解出来ず白と黒しかない状態なので、相手のセンシティブな部分を平気で口に出してしまうことが多く、無神経とか空気が読めないと言われたことがありました。

接し方に関してはどの年代でも同じで、注意する時は単純に何々してはいけないだけではなく、これはこうだからしてはいけないという明確な理由が必要になります。曖昧さが全く理解出来ないため何故そうなるのかをちゃんと理解しなければ、また同じことをしてしまうのです。

普通なら当たり前のことでもASDの人間からすればそれは理解出来るという訳ではありません。一々分かっていることを説明するのは面倒くさいと思うかもしれませんが、ASDには一からの説明が必要であるため明確な理由を伝える必要ががあるのです。

私の幼少期の実体験

実体験になりますが子供の時ちゃんと何故それをしてはいけないかを明確に教えてもらっておらず、頭ごなしに怒られているような感覚でしかなかったためずっと相手の言うことを聞いてはいませんでした。

一番やってはいけないことは怒ることです。怒るというのは必要かもしれませんが、ただ頭ごなしに怒られるだけだと誰がそんな奴の言うことなど聞くかと反発してしまいます。

反対に一番やってほしいことは褒めることです。誰でもそうですが褒められると気持ち良いものではないでしょうか?褒められることは嬉しいことで、相手に褒めてもらった行動は良いことなんだと理解することが出来ます。

褒めることの重要性

褒めるというのはどの年代でも効果があり、絶対にしてもらいたいものです。ただ褒め慣れていない親御さんも多く気を使う部分もあるかもしれませんが、怒って良いことは1つもないということだけは理解して頂ければと思います。

実際怒るという感情は不安や焦りなどが爆発した時に起こるもので、本来良い物ではありません。怒るような人は怖い、逃げたいと考えてしまうため、距離や溝ができてしまいます。

実際私自身幼少期そうでした。怒るような人は会話が出来ない、自分のことを理解していない、頭がおかしいやつとしか思われていないと判断するため、距離を置かれてしまうのです。

実際ASDは他の人とは違い変わった人と見られることが多いため、怒られてしまうと更に自信を無くしてしまいます。少しでも良いことだと思ったら褒めてあげて下さい。

反対に叱る時は自分がされたらいやでしょう?と言うと理解してもらいやすくなります。

叱り方のコツ

ASDなど発達障害系の人間は普通の人間よりもイメージ力が極端に低いです。そのため行き当たりばったりな行動をすることが多く、深くまで考えることが出来ません。怒るのはしない方が良いですが、叱るのは悪いことではありません

叱り方にもコツがあるのでそれさえ上手くいけば子供さんもやってはいけないことだと理解してくれるでしょう。ただ何回叱っても上手くいかない時、荒療治にはなりますが子供さんにも同じ目に合ってもらうことで次からしないようになります。

ASDは個性を伸ばしてあげて

ASDは悪意がなく行動しているため判断が付きにくいのです。自分のしつけが悪いのかとか、育て方が悪いのかと悩む親御さんもいるようですが、絶対やってはいけないことはそれを子供さんのいる前で口にしてはいけません。曖昧さが理解出来ない分、親御さんが自分の育て方が悪くてこの子はこうなったのかと悩んでしまうと子供さんの心を傷つけてしまいます。

怒ったり叩いたりするようなしつけは絶対にしてはいけませんが、そうでなければこの子はこういう子という個性を受け入れてほしいです。私自身姉からあんたは変わっている、おかしいと幼少期からなじられたことがありました。そういう発言されたこともあり、今現在でも私は姉や人をおかしいと扱うような人間とは距離を置いており毛嫌いしています。

ASDの子供全員特徴は似ているかもしれませんが、性格は個人差があるので全ての特徴が当てはまるという訳でもないです。子供さんの個性を伸ばすのであればとにかく褒めるようにして下さい。褒めるのも大切ですが子供さんの個性や感性を伸ばすために、色んな体験をするのも1つの手です。

まとめ

ASDは興味のあることはとことん興味のあることだけに打ち込みますが、他のことをあまりしようとしないことがあります。あまり負担がかからない程度に旅行や美術館などあれこれ行ったり、本を読んでもらうようにするなど感性を身に付けることも武器になるのです。本に関しては活字や小説などはイメージしにくいため、漫画や絵がついてる本がおすすめします。

イメージ力が極端に低いため、色んな所に行って感性を養って体験や経験をさせることで色んなことにも対処しやすくなります。臨機応変な対応が苦手でもあるためちょっとしたことでストレスを受けやすくなるのです。普通の子供よりも根気がいるとは思いますが、対応を変えるだけでASDとか関係なく育ってくれます。

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