【名城紀行】~松前城~
初めまして!いつも見てくれている人はありがとう!家庭教師ひのきあすなろスタッフの仙谷(せんごく)です。
先輩スタッフの百田さんから指令を受けて、大好きなお城と歴史の勉強に役立つ内容を発信していきます!
このシリーズを通して、歴史の面白さ、現代に伝わる古代のルーツを知ってもらえると嬉しいです。
皆さんの勉強にも旅行にも役立つ記事になるはずです!温故知新の歴史の世界にいらっしゃいませ!!
今回は松前城(まつまえ)について紹介していきます。現在の北海道。旧国名だと蝦夷にあったお城です。
お城と歴史のロマンを体感しましょう!!
文部科学省 学習指導要領「生きる力」
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/index.htm
松前城の基本情報
別名:福山城(こちらが実は正式名称です。広島県にある備後福山城との混同を避けるために呼ばれたのが一般的になった感じです。本来否定の言葉を修飾する「全然」が肯定の言葉も修飾できるようになったのと同じ感じですね。全然大丈夫だと思います。)
城郭構造:平山城(※)
天守構造:独立式層塔型3重3階(1960年に復元)
築城主:松前崇広
築城年:安政元年(1855年)【江戸時代】
主な城主:松前氏
松前城は北海道唯一のお城です。詳しい人だと、百名城には五稜郭とかあるよ!とか仰ると思いますが、五稜郭は城郭なので正式にはお城では無いんですね。五稜郭も好きですけど。土方歳三カッコいいですよね。今回の松前城でもちょびっと登場します。後はアイヌのお城です。なので日本の城郭とは違うんですよね。アイヌと言えば、ゴールデンカムイって漫画がおすすめです。明治期の第七師団とかそれこそ土方歳三とか出てきます。興味がある人は読んでみてください。
※「平山城」
これから解説をしておいた方が良いなって感じの項目は注釈をつけていきます。
平山城とはお城の形の分類です。大きく3つありまして、山城・平山城・平城です。水城ってのもあります。
平山城は戦国時代初期~戦国時代後期に多い形です。安土桃山時代ですね。織田さんと豊臣さんの頃なので頭文字を取って織豊系(しょくほう)と言います。山城と違って実際にお城に住んでみることを考えられた作りです。城下町が作られ始めたのもこのころからですね。
松前城の歴史
松前城の歴史を語るためのキーワードは
- 築城
- 松前氏
- 戊辰戦争
の3つですね。順番に見ていきましょう!!
築城のきっかけ
松前城の築城前は福山館という松前藩の御屋敷でした。別名の福山城はここから来ているのですね。
このような武家屋敷は全国各地にあります。お城を持てた大名は限られていたので(特に江戸時代)、自分の館をお城みたくガッチガッチに防御施設にします。有名どころだと山梨県の躑躅ヶ崎館ですね。武田信玄の居城ですね。館に住んでいたから御屋形様と屋バレていたのですね。
さて、そんな無城大名に城を与える許可を下したのは何故でしょうか??答えは近隣のあの国にあります。
答えはロシアです。当時はロシア以外にも幕末になると色んな船がやってきました。ペリーさんが有名ですね。
そのロシアの艦隊を打ち払うために急ピッチで建設を命じたので、江戸時代には珍しく平山城の形になったのでしょう。あくまでも攻撃のためのお城だったのですね。
松前城の最大の特徴なのですが、砲台を津軽海峡に向けて設置されています。これこそがロシア艦隊を打ち払うために築城された動かぬ証拠です(ウマい!)
松前氏について
松前氏は元々アイヌとドンパチやっていた蠣崎氏(かきざき)が改名した姓です。ルーツは若狭武田氏です。その為家紋には有名な武田菱が使われています。
蠣崎氏の主君は安東家です。安東愛季が有名な出羽国の戦国大名ですね。安東家がアイヌと取引をするときに窓口になっていたのが蠣崎氏です。1457年にトラブルがあり、コシャマインの戦いが行われます。苦戦しながらも蠣崎氏は勝利します。そして蠣崎氏に独立心が芽生えます。アイヌと戦った俺、カッコいいんじゃねとなったのでしょう。(注:推測です)
転機は1593年に訪れます。蠣崎季広(安東愛季から「季」の字を貰ってます)の子、蠣崎慶広の代に天下人、豊臣秀吉より蝦夷地一円及び松前を安堵されます。よほど嬉しかったのでしょう。思い切って苗字を松前に変更します。松前氏の誕生の瞬間です。
戊辰戦争で落城
喜ばしいことですが、結局ロシアに対して松前城の砲台が火を噴くことはありませんでした。
時は流れて幕末に、旧幕府軍と新政府軍の戦争が起きます。有名な戊辰戦争ですね。この松前城も戦場となりました。
松前城は新政府軍の拠点だったので敵は旧幕府軍です。その中でも新選組副長、鬼の土方歳三です。対する松前城はなんといってもロシア艦隊を駆逐するための砲台を備えています。これは熾烈な戦いが予想されますね!
・・・結果は数時間で陥落しました。はい、数時間です。
当時青森に出兵していて手薄になっていたこともありますが、”攻撃拠点”だったために防御力は紙だったそうです。残念。
仙谷から見た松前城
松前城は1960年に天守が復元したので、津軽海峡を臨むことができます。
また、公園として整備されているので桜が凄くきれいです。元々国宝24城でしたし、今も百名城に指定されています。本丸御門は重要文化財にも指定されています。できれば砲台試し打ちとかやりたかったですね。確実できないでしょうけども。
五稜郭・ヲンネモトチャシと並ぶ北海道の三名城だと仙谷的には思っております。松前軍艦が食べたい。。。
さて、松前城についての理解が深まりましたでしょうか??
少しでも「面白いな」とか「分かりやすい」と思ってくれたら嬉しいです!
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