【名城紀行】~名古屋城~
初めまして!いつも見てくれている人はありがとう!家庭教師ひのきあすなろスタッフの仙谷(せんごく)です。
先輩スタッフの百田さんから指令を受けて、大好きなお城と歴史の勉強に役立つ内容を発信していきます!
このシリーズを通して、歴史の面白さ、現代に伝わる古代のルーツを知ってもらえると嬉しいです。
皆さんの勉強にも旅行にも役立つ記事になるはずです!温故知新の歴史の世界にいらっしゃいませ!!
今回は名古屋城(なごや)について紹介していきます。現在の愛知県。旧国名だと尾張国にあったお城です。
お城と歴史のロマンを体感しましょう!!
文部科学省 学習指導要領「生きる力」
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/index.htm
名古屋城の基本情報
別名:金鯱城
城郭構造:梯郭式(または輪郭式)平城
天守構造:連結式層塔型5層5階地下1階、現在は復興天守
築城主:徳川家康
築城年:1609年(慶長14年)【安土桃山時代】
主な城主:尾張徳川氏
名古屋城は徳川家康が豊臣氏に対する最終防衛拠点として天下普請によって築城させた城です。初代城主は徳川義直で、徳川御三家のひとつである尾張徳川家17代の居城として利用されました。古くから名古屋のシンボルとして扱われてきました。天守台の石垣は加藤清正が担当したといわれています。
名古屋城の歴史
名古屋城の歴史を語るためのキーワードは
- 那古野城時代
- 天下普請と清須越し
の2つですね。順番に見ていきましょう!!
尾張の中心では無かった那古野城
16世紀の前半に今川氏親が、尾張進出のために築いた「柳ノ丸」が名古屋城の起源とされます。
1538年(天文七年)、織田信秀が今川氏豊から奪取し那古野城と改名しましした。信秀は一時期この城に居住し、1542年頃に信秀は古渡城に移り、那古野城は信長の居城となりました。1555年(弘治元年)に信長が清須城(清洲城)に本拠を移し、その後叔父の信光に与えられるが家臣に殺害されたため、家臣の林秀貞が守ることになるもやがて廃城となりました。
その後は清須城が尾張の中心であり、名古屋に焦点が当たることはありませんでした。
天下普請と清須越し
状況が変わるのは関ヶ原の戦い以降です。
政治情勢や、水害に弱い清須の地形の問題などから、徳川家康は1609年(慶長14年)に、九男義直の尾張藩の居城として、名古屋に城を築くことを定めました。この義直こそが、御三家の一つ、尾張徳川家の初代です。1610年(慶長15年)、未だ大阪城には豊臣秀頼が居る中、西国諸大名の助役による天下普請で築城が開始されました。
造成・整地に当たる普請は普請奉行に滝川忠征、佐久間政実、牧長勝ら5名が任ぜられました。石垣は諸大名の分担によって築かれ、中でも最も高度な技術を要した天守台石垣は普請助役として加藤清正が築きました。名古屋城築城普請助役としては、加藤清正以外に、寺沢広高、細川忠興、毛利高政、生駒正俊、黒田長政、木下延俊、福島正則、池田輝政、鍋島勝茂、毛利秀就、加藤嘉明、浅野幸長、田中忠政、山内忠義、竹中重利、稲葉典通、蜂須賀至鎮、金森可重、前田利光の外様大名が石に刻印を打って石垣工事を負担し、延べ558万人の工事役夫で8月末には天守台が完成し、9月頃には石垣を大方積み終え、遅い所も同年暮れまでには完成しています。
同時に城下町の形成も始まります。当時の尾張の中心である清須から、5万人を越える住民はもとより、社寺3社110か寺も移りました。この移住は清須越しと称されます。
仙谷から見た名古屋城
名古屋城は、百名城に指定されています。また、岡崎城、犬山城と並んで愛知県三名城とも称されます。
旧国宝に指定されていたほか、重要文化財にも指定されています。大天守に上げられた金のシャチホコは築城当初のものではありませんが、同じ方法で復元製造された金板張りの木造鯱で、現在は名古屋城でしか見ることができません。緑青の屋根も名古屋城の大きな特徴です。
さて、名古屋城についての理解が深まりましたでしょうか??
少しでも「面白いな」とか「分かりやすい」と思ってくれたら嬉しいです!
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