【名城紀行】～会津若松城～

初めまして！いつも見てくれている人はありがとう！家庭教師ひのきあすなろスタッフの仙谷（せんごく）です。

先輩スタッフの百田さんから指令を受けて、大好きなお城と歴史の勉強に役立つ内容を発信していきます！
このシリーズを通して、歴史の面白さ、現代に伝わる古代のルーツを知ってもらえると嬉しいです。

皆さんの勉強にも旅行にも役立つ記事になるはずです！温故知新の歴史の世界にいらっしゃいませ！！

今回は会津若松城（あいづわかまつ）について紹介していきます。現在の福島県。旧国名だと陸奥国にあったお城です。

お城と歴史のロマンを体感しましょう！！

文部科学省　学習指導要領「生きる力」

http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/index.htm

会津若松城の基本情報

会津若松城の歴史

会津若松城の歴史を語るためのキーワードは

1. 蘆名氏
2. 保科 正之
3. 会津戦争

の3つですね。順番に見ていきましょう！！

蘆名氏とは

蘆名氏は、桓武平氏系統の三浦氏から興った氏族です。相模蘆名氏と会津蘆名氏の二系統が存在しますが、今回は後者です。通し名は「盛」、家紋は丸に三引両です。

会津若松城は元々、蘆名氏7代当主の蘆名直盛が小田垣の館または東黒川館という館を造ったのが始まりです。諸説ありますが、おそくとも15世紀半ばまでには黒川城とその城下が成立していました。
戦国時代中後期には、蘆名氏中興の祖・盛氏が出て、黒川城を中心に広大な版図を築きました。しかし、天正17年（1589年）、蘆名氏と連年戦いを繰り返していた伊達政宗は豊臣秀吉の制止を無視して蘆名義広を攻め、蘆名氏を滅ぼし黒川城を手にしました。

黒川城を手に入れた伊達氏ですが、豊臣秀吉の奥州仕置によって、天正18年（1590年）秀吉に臣従し、会津を召し上げられました。

代わって黒川城に入ったのは蒲生氏郷で、文禄元年（1592年）より大名に相応しい近世城郭に改造し、城下町を整備しました。この時に氏郷は、町の名を黒川から「若松」へと改め、蒲生群流の縄張りによる城作りを行いました。翌、文禄2年（1593年）に天守が竣工し、名は「鶴ヶ城」に改められました。

慶長3年（1598年）、氏郷の子・秀行は家中騒動のために92万石から18万石に下げられ下野国宇都宮に移封され、代わりに越後国春日山より上杉景勝が120万石で入封しました。しかし、慶長5年（1600年）、徳川家康は関ヶ原の戦いで西軍に加担した景勝を30万石に下げ、出羽国米沢に移封しました。

保科 正之とは

寛永20年（1643年）に会津若松城に入った、保科 正之とは江戸幕府初代将軍徳川家康の孫、二代将軍秀忠の子にあたります。会津藩の初代藩主で、後に松平氏に改姓し、会津松平家の初代となった人物です。

上杉氏以降、慶長6年（1601年）に再び蒲生秀行が、寛永4年（1627年）に伊予松山より加藤嘉明が入城したように城主は目まぐるしく変わってきましたが、保科 正之が入城して以降は、明治維新まで会津松平家の居城となりました。

会津戦争と白虎隊

慶応4年（1868年）、戊辰戦争の戦闘の一つである会津戦争によって、会津勢の立て篭もる鶴ヶ城は新政府軍に包囲され砲撃を受けました。1か月間籠城の後、板垣退助による降伏勧告を受諾して開城しました。

会津戦争は会津藩の処遇をめぐって、薩摩藩・土佐藩を中心とする明治新政府軍と、会津藩およびこれを支援する奥羽越列藩同盟などの旧幕府軍との間で行われた戦いです。上記の会津籠城戦の少し前、二本松領を占領した新政府軍は、会津藩の待つ本丸会津若松城へと兵を進めます。新政府軍の電撃的な侵攻の前に、各方面に守備隊を送っていた会津藩は虚を衝かれ、予備兵力であった白虎隊までも投入するがあえなく敗れました。
このとき、西郷頼母邸では篭城戦の足手まといとなるのを苦にした母や妻子など一族21人が自刃し、城下町で発生した火災を見て若松城に戻り敵に捕まれば武士の恥と白虎隊士中二番隊の隊士の一部が飯盛山で自刃しました。これが今日まで語り継がれる白虎隊の悲劇です。

仙谷から見た会津若松城

会津若松城は、百名城に指定されています。有名な大名が城主を務めたり、歴史ドラマの舞台になったことから百名城以外にも、白河小峰城、二本松城と並んで福島県三名城とされていたり、盛岡城、白河小峰城と並んで東北三名城ともされています。

お勧めはやはり赤瓦！もともとは黒瓦でしたが、2011年に当時と同じ赤瓦に復元しました。また、天守にあるシャチホコは瞳には2カラットのダイヤモンドが埋め込まれています。

さて、会津若松城についての理解が深まりましたでしょうか？？
少しでも「面白いな」とか「分かりやすい」と思ってくれたら嬉しいです！

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