【名城紀行】~大多喜城~
初めまして!いつも見てくれている人はありがとう!家庭教師ひのきあすなろスタッフの仙谷(せんごく)です。
先輩スタッフの百田さんから指令を受けて、大好きなお城と歴史の勉強に役立つ内容を発信していきます!
このシリーズを通して、歴史の面白さ、現代に伝わる古代のルーツを知ってもらえると嬉しいです。
皆さんの勉強にも旅行にも役立つ記事になるはずです!温故知新の歴史の世界にいらっしゃいませ!!
今回は大多喜城(おおたき)について紹介していきます。現在の千葉県。旧国名だと上総国にあったお城です。
お城と歴史のロマンを体感しましょう!!
文部科学省 学習指導要領「生きる力」
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/index.htm
大多喜城の基本情報
別名:大滝城
城郭構造:連郭式(※)平山城
天守構造:不明、現在は層塔型3重3階模擬(復興)天守
築城主:真里谷信清
築城年:1521年(大永2年)【室町時代】
主な城主:真里谷氏、里見氏、本多氏
大多喜城は真里谷信清が「小田喜城」として築いたのがはじまりとされます。徳川四天王のひとり、本多忠勝が城主としては有名です。この時に天守が建てられたと言われていますが、天守が無いという説もあり、学会でも議論されているそうです。二の丸には周囲10m、深さ20m、日本一の大井戸が現存しています。
※「連郭式」
連郭式とは本丸と二の丸三の丸が一直線で結ばれ並列に配置された縄張です。 山の尾根など、城を横に広げることができない際に用いられました。
主要な曲輪内には、曲輪の出入り口である虎口を封鎖する門を始め、最前線の塀、物見や攻撃を与える櫓が建てられました。有名な城としては盛岡城、水戸城、野田城、彦根城、明石城、高知城などがこれにあたります。
大多喜城の歴史
大多喜城の歴史を語るためのキーワードは
- 惣無事令
- 本多忠勝
の2つですね。順番に見ていきましょう!!
真里谷氏から里見氏へ、里見氏から本多氏へ
真里谷信清の後を継いだ真里谷朝信の代の1544年(天文13年)に、里見氏の武将正木時茂によって真里谷氏は城を奪われて、以後時茂・信茂・憲時の3代に渡って正木氏が支配して、里見氏の上総国東部支配の拠点とされました。
1590年(天正18年)に里見氏が惣無事令違反を理由に上総国を没収されると、同国は徳川家康に与えられ、その配下の勇将・本多忠勝が城主となり、大多喜藩10万石が成立しました。
この没収された理由の惣無事令とは豊臣秀吉が大名間の私闘を禁じた法令とされるものです。1585年(天正13年)に九州地方に、1587年(天正15年)に関東・奥羽地方に向けて制定されました。
この惣無事令によって、全国の諸大名から関白である秀吉への絶対服従を確約する誓紙を納めさせ、その違背に対して軍を動員した包囲攻撃のみならず、一族皆殺しを含む死罪・所領没収ないし減封・転封といった厳罰を与えました。
家康に過ぎたるものが二つあり 唐の頭に本多平八
さて、徳川家康より大多喜城を賜り、大多喜藩の初代藩主となった、本多平八郎忠勝。戦国最強の武将とも名高い彼。私、仙谷は大大大ファンです。名槍「蜻蛉切」を引っ提げて、大小57度の戦場に向かうも一度たりとも傷を負わず、その武勇から称えられたのがタイトル「家康に過ぎたるものが二つあり、唐の頭に本多平八」です。
織田信長からも「花も実も兼ね備えた武将である」と、豊臣秀吉からも「日本第一、古今独歩の勇士」と称されました。カッコいいのはやはり主君家康への忠誠心です。小牧長久手の戦いの後、秀吉からヘッドハンティングを受けますが、「君のご恩は海より深いといえども、家康は譜代相伝の主君であって月日の論には及びがたし」と固辞し、辞世の句でも「死にともな 嗚呼死にともな 死にともな 深きご恩の君を思えば 」と家康への感謝を述べています。。。一途ですね。
忠勝が死ぬ数日前、小刀で自分の持ち物に名前を彫っていた時、手元が狂って左手にかすり傷を負ってしまい、忠勝は「本多忠勝も傷を負ったら終わりだな。」と呟き、その言葉通りになったといいます。
仙谷から見た大多喜城
大多喜城は、続百名城に指定されています。忠勝の後、町の荒廃と、大多喜藩の資金不足からなかなか天守の再建に着手されなかったという残念な背景もありますが、現在は天守が作られ、千葉県立中央博物館大多喜城分館となっています。
佐倉城、本佐倉城と並んで千葉県三名城ともされています。
さて、大多喜城についての理解が深まりましたでしょうか??
少しでも「面白いな」とか「分かりやすい」と思ってくれたら嬉しいです!
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