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【名城紀行】~備中松山城~

初めまして!いつも見てくれている人はありがとう!家庭教師ひのきあすなろスタッフの仙谷(せんごく)です。

先輩スタッフの百田さんから指令を受けて、大好きなお城と歴史の勉強に役立つ内容を発信していきます!
このシリーズを通して、歴史の面白さ、現代に伝わる古代のルーツを知ってもらえると嬉しいです。

皆さんの勉強にも旅行にも役立つ記事になるはずです!温故知新の歴史の世界にいらっしゃいませ!!

今回は備中松山城(びっちゅうまつやま)について紹介していきます。現在の岡山県。旧国名だと備中国にあったお城です。

お城と歴史のロマンを体感しましょう!!

文部科学省 学習指導要領「生きる力」

http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/index.htm
目次

備中松山城の基本情報

別名:高梁城

城郭構造:連郭式山城

天守構造:複合式望楼型2重2階【現存12天守】

築城主:秋庭三郎重信

築城年:1240年(仁治元年)【鎌倉時代】

主な城主:三村氏、小堀氏、池田氏、水谷氏、安藤氏、石川氏、板倉氏

備中松山城は臥牛山山頂(標高487m)から南稜線にかけて遺構が残っており、そのうち一つである小松山城跡に現存天守(標高430m)があります。江戸期の備中松山藩時代は山城で不便なため、山麓の城下町に「御根小屋」と呼ばれる藩主の御殿と家来の武家屋敷群を構え、そこで藩の政務を行いました。猫城主のさんじゅーろーが居ます。

備中松山城の歴史

備中松山城の歴史を語るためのキーワードは

  1. 三村氏vs毛利氏
  2. 不便すぎる山城

の2つですね。順番に見ていきましょう!!

鎌倉時代~安土桃山時代の城主の変遷

1240年(仁治元年)、秋庭三郎重信が備中有漢郷(現・岡山県高梁市有漢町)の地頭となり大松山に最初の城を築き、1331年頃に、高橋宗康が小松山まで城を拡張しました。
城主は時代と共に上野氏、庄氏、三村氏と変遷します。戦国時代、三村元親の時代には大松山・小松山を範囲とする一大城塞となりました。
1570年(元亀元年)には元親が備中に兵を進めた宇喜多直家を迎え撃つために出撃した際に、直家と通じた庄高資・庄勝資親子に松山城を占拠されるという事態が起こったが、翌1571年(元亀2年)2月に穂井田元清の協力の下で庄高資を討ち、松山城を奪還しました。1574年(天正2年)、三村元親は毛利氏から離反し織田信長に寝返りました。ここから三村氏と毛利氏の戦争がはじまります(備中兵乱)。しかし、城は毛利方の小早川隆景により落され、元親は自害しました。備中兵乱の後、毛利氏の領有となりました。

江戸時代の備中松山城

1600年(慶長5年)関ヶ原の戦いで毛利氏が西軍につき敗れた後、江戸幕府が城番(小堀正次・政一)を置きました。この時に天守までがあまりに遠すぎる為、麓に御根小屋が築かれました。

1617年(元和3年)、池田長幸が入城し、6万3000石で立藩しますが、1641年(寛永18年)、2代長常が嗣子なく没したため同家は廃絶し、備後福山藩主の水野勝成家臣が城番となりました。この水野氏の時に松山城は現在の姿になります。しかし、水野家も3代で断絶しました。

水谷家断絶後は赤穂藩主・浅野長矩が城の受取りにあたり、家老・大石良雄が城番となりました。山頂にのぼるルートにはそのときに休んだとされる「大石内蔵助の腰掛け石」があります。その後、安藤氏・石川氏と入れ替わり、板倉勝澄が5万石で入封し、明治時代まで板倉氏が8代続きました。

仙谷から見た備中松山城

備中松山城は、百名城に指定されています。また、岡山城、津山城と並んで岡山県三名城と称されます。

現存12天守の中では唯一の山城であり、現存天守でもっとも高い所にある城です。日本三大山城のひとつでもあります。時期や条件が整えば、竹田城のように雲海に浮かぶ姿を見ることができます。

さて、備中松山城についての理解が深まりましたでしょうか??
少しでも「面白いな」とか「分かりやすい」と思ってくれたら嬉しいです!

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