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【名城紀行】~中津城~

初めまして!いつも見てくれている人はありがとう!家庭教師ひのきあすなろスタッフの仙谷(せんごく)です。

先輩スタッフの百田さんから指令を受けて、大好きなお城と歴史の勉強に役立つ内容を発信していきます!
このシリーズを通して、歴史の面白さ、現代に伝わる古代のルーツを知ってもらえると嬉しいです。

皆さんの勉強にも旅行にも役立つ記事になるはずです!温故知新の歴史の世界にいらっしゃいませ!!

今回は中津城(なかつ)について紹介していきます。現在の大分県。旧国名だと豊前国にあったお城です。

お城と歴史のロマンを体感しましょう!!

文部科学省 学習指導要領「生きる力」

http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/index.htm
目次

中津城の基本情報

別名:扇城

城郭構造:梯郭式平城(海城)

天守構造:不明、現在は模擬天守

築城主:黒田孝高(官兵衛)

築城年:1588年(天正16年)【安土桃山時代】

主な城主:黒田氏(12万3千石)、細川氏(32万石)、小笠原氏(8万石)、奥平氏(10万石)

中津城は黒田官兵衛(孝高)によって築かれた城で、完成させたのは細川忠興といわれます。本丸上段にある石垣には黒田氏時代のものを細川氏が拡張した継ぎ目が見られます。黒田氏時代に築かれた石垣は、現存する石垣としては九州最古のものです。江戸時代中期に奥平昌成が中津藩主となり、明治維新まで奥平家の居城となりました。

中津城の歴史

中津城の歴史を語るためのキーワードは

  1. 中津城の完成
  2. 奥平家と福沢諭吉

の2つですね。順番に見ていきましょう!!

黒田が育て、細川が完成させた中津城

1587年(天正15年) 黒田孝高(官兵衛・如水)が、豊臣秀吉より豊前国6郡12万3000石を与えられます。一説によると秀吉が官兵衛を恐れたためと言われています。翌1588年(天正16年)、中津城の築城を始めますが、1600年(慶長5年)、関ヶ原の戦いにて西軍についた孝高の息子、黒田長政は戦功により筑前52万石に加増、名島城に転封となり築城が中断されました。

代わりに 細川忠興が豊前国と豊後国2郡39万石で入封し、大修築を開始します。そして、1621年(元和7年)扇形の縄張りに拡張され、中津城が完成します。その後、1632年(寛永9年) 細川家の熊本藩転封に伴い、小笠原長次が8万石で入封し事実上中津藩が成立します。

奥平家と福沢諭吉

1717年(享保2年)奥平昌成が10万石で入封し、明治維新まで奥平家の居城となりました。この奥平家は長篠の戦いにて、長篠城に城主だった一族です。この誼から模擬天守(奥平家歴史資料館)が建てられています。

また、中津藩は福沢諭吉が生誕した土地として有名で、記念館があります。

仙谷から見た中津城

中津城は、続百名城に指定されています。岡城、府内城と並んで大分県三名城とされています。

また、今治城や高松城と並ぶ日本三大水城のひとつに数えられています。奥平家歴史資料館には奥平忠昌が徳川家康から拝領した「白鳥鞘の鑓(しらとりざやのやり)」や「長篠の戦い」で使用された法螺貝などが展示されています。福沢諭吉旧居と並ぶ観光名所となっています。

さて、中津城についての理解が深まりましたでしょうか??
少しでも「面白いな」とか「分かりやすい」と思ってくれたら嬉しいです!

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