【名城紀行】~島原城~
初めまして!いつも見てくれている人はありがとう!家庭教師ひのきあすなろスタッフの仙谷(せんごく)です。
先輩スタッフの百田さんから指令を受けて、大好きなお城と歴史の勉強に役立つ内容を発信していきます!
このシリーズを通して、歴史の面白さ、現代に伝わる古代のルーツを知ってもらえると嬉しいです。
皆さんの勉強にも旅行にも役立つ記事になるはずです!温故知新の歴史の世界にいらっしゃいませ!!
今回は島原城(しまばら)について紹介していきます。現在の長崎県。旧国名だと肥前国にあったお城です。
お城と歴史のロマンを体感しましょう!!
文部科学省 学習指導要領「生きる力」
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/index.htm
島原城の基本情報
別名:森岳城、高来城
城郭構造:連郭式平城
天守構造:独立式層塔型4重5階、現在は復興天守
築城主:松倉重政
築城年:1624年(寛永元年)【江戸時代】
主な城主:松倉氏、松平(深溝)氏
島原城は江戸時代に松倉重政によって築かれた城です。天草四郎を総大将とするいわゆる「島原の乱」では一揆軍の攻撃を受けました。橋を壊せば本丸を独立させることが出来るが、逆に袋の鼠状態になり、しかも廊下橋は防備上、矢玉が当たりにくくなるので、縄張の欠陥とも言えます。
島原城の歴史
島原城の歴史を語るためのキーワードは
- 松倉重政
- 島原の乱
の2つですね。順番に見ていきましょう!!
松倉重政とは
松倉重政は、戦国時代から江戸時代前期の武将、大名です。はじめは筒井順慶に仕えていましたが、順慶の没後、養子の定次が伊賀に転封されると、重政は大和に残って豊臣家の直臣となりました。1600年(慶長5年)の関ヶ原の戦いでは単身参陣して徳川家康に認められ、大和の五条二見城主となりました。さらに1615年(慶長20年)の大坂夏の陣に際しては、大和郡山城の救援や、道明寺方面での後藤基次勢との戦いの功によって、翌1616年(元和2年)に有馬晴信の旧領であった肥前日野江4万3千石を与えられて移封しました。
1618年(元和4年)、一国一城の制にしたがって従来あった原城と日野江城を廃して島原城の築城を開始しました。禄高4万3千石でありながら10万石の大名の城に匹敵する分不相応な規模の城を築いたため、領民から過酷な搾取を行うこととなりました。この際、検地を行い、領内の石高を実勢の倍近くに見積もり、領民の限界を超える税を取り立てました。さらに幕府への忠誠を示すため、禄高に見合わない規模の江戸城改築の公儀普請役を請け負い、それらの費用を捻出するために過酷な搾取を重ねました。
島原の乱の発生とその後
島原の乱とは、江戸時代初期に起こった江戸幕府のキリシタン弾圧に対する反乱です。日本の歴史上最大規模の一揆であり、幕末以前では最後の本格的な内戦です。
松倉重政・勝家の過酷な取立てに耐えかねた島原の領民は、武士身分から百姓身分に転じて地域の指導的な立場に立っていた旧有馬氏の家臣の下に組織化し、キリシタンの間でカリスマ的な人気を得ていた当時16歳の少年天草四郎を一揆軍の総大将とし決起しました。
この乱では幕府討伐軍側は総勢13万近くの軍を動員し、死傷者数は諸説あるが、『島原記』には死者1130・負傷者6960、『有馬一件』には死者2800・負傷者7700、『オランダ商館長日記』には士卒8万のうち死者5712と記されています。
その後、勝家は領内を騒乱に導いた責により斬首、松倉氏は改易となりました。
1638年(寛永15年)、高力忠房が4万石で入封し、以後、譜代大名が4家入れ替わりました。
仙谷から見た島原城
島原城は、百名城に指定されています。原城、平戸城と並んで大分県三名城とされています。
現在は城跡公園として整備されており、本丸を囲う水堀は春には菖蒲が、夏には蓮の花で彩られます。また、1964年(昭和39年)に復元された天守は見事な層塔型天守で、最上階の廻縁からは有明海や雲仙岳を眺めることができます。
さて、島原城についての理解が深まりましたでしょうか??
少しでも「面白いな」とか「分かりやすい」と思ってくれたら嬉しいです!
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